ブラジルGPの路面崩壊にバニャイヤ提言「新規開催前にテスト必須」
ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤは、MotoGPブラジルGPで発生した問題を受けて、新規サーキットではグランプリ開催前のテストを義務化すべきと主張した。
Francesco Bagnaia, Ducati Team
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第2戦ブラジルGPではサーキットの路面に大きな問題が発生した。この事態に対し、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は新サーキットでの事前テスト義務化が必要だと主張している。
ブラジルGPは22年ぶり、そして舞台となったアウトドローモ・インテルナシオナル・アイルトン・セナでのMotoGP開催は37年ぶりだった。久しぶりの開催に向けサーキットは路面再舗装を含む改修工事を行なっていた。
しかし2日目のMotoGPクラス予選後に、ホームストレートの一部に穴が空くアクシデントが発生。急遽埋め立て作業が行なわれたあとにレースとなったが、3日目の決勝後には路面がボロボロに劣化している箇所があり、穴を含めて問題視される結果となった。
「将来に向けては、新しい開催地でレースをする前に必ずテストを行なう必要があると思う」
連戦で行なわれる第3戦アメリカズGPでも引き続き話題となったブラジルGPの路面について、バニャイヤはそう語った。
「テストライダーが事前に走るべきだ。インド(2023年)やゴイアニア(ブラジル)のように、新しいトラックにいきなり来るのは難しい」
Bagnaia felt better prepared when MotoGP made its first visit to Mandalika in 2022
Photo by: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images
バニャイヤは2022年にインドネシアGPの舞台であるマンダリカ・インターナショナル・サーキットでグランプリ開催前にテストを行なった事例が、大きく役立ったと指摘している。
「インドネシアではテストを行ない、実際に走ることで問題点を把握できた」
「非常に有益だった。タイヤの特性も理解できたし、レースウィークに向けて不十分なことも分かったため、変更が必要だと判断できた。そうやってテストを行なうことで多くのことが分かる」
また、こうしたテストにはMotoGPマシンを使用する必要があるとしつつも、必ずしもレースライダー自身が参加する必要はないとバニャイヤは強調した。
「自分としてはテストライダーで十分だ。レースライダーが走る場合は限界まで攻めてしまうが、テストライダーは必ずしもそうではない。それでも、いきなりレースウィークに入るよりは確実に良い」
MotoGPは2027年以降の新開催サーキットとして、オーストラリアGPのアデレード市街地コースや、アルゼンチンGPのブエノスアイレスが控えている。ブエノスアイレスではMotoGP開催実績があるが、前回は1999年であり、ブラジルGP同様に長いブランクがある状態だ。
なおアメリカズGPでは取材に応じた他の多くのライダーと同様に、バニャイヤはブラジルGP自体を批判することは避けた。
「ライダーとしては、トラック自体は楽しく、とても走りやすかったと思う。確かにいくつか問題はあったが、問題を回避しレースを成立させるために多くの努力がなされていたのは分かっている」
「確かに僕らを受け入れる準備は整っていなかったが、それでも通常の週末を実施することはできた。そして来年に向けて改善が進められているからね」
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