レミー・ガードナー、Moto3から”飛び級”のビンダー痛烈批判「サルみたいな走りは必要ない」
テック3のレミー・ガードナーは、MotoGP開幕戦カタールGPにおけるダリン・ビンダーの走りを厳しく批判。Moto3感覚では困ると、ライディングの改善を求めている。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2021年にMoto2王者に輝き、今シーズンはテック3からMotoGPクラスへとステップアップを果たしたレミー・ガードナー。開幕戦カタールGPを15位で終えた彼は、同じルーキーであるダリン・ビンダーの走りを批判している。
ビンダーは昨年までMoto3クラスに参戦しており、今シーズンはMoto2クラスを経由せず”飛び級”でRNFヤマハからMotoGPクラスへ昇格。開幕戦は16位と、ガードナーと接戦を繰り広げてのフィニッシュだった。
しかしガードナーは争ったビンダーに関して”Moto3バイクを乗っているようだ”とそのライディングスタイルについて不満を口にしている。
「ポイントを獲得できたのは良かった。それが望んでいたポジションではなくでもね」と、デビュー戦をガードナーは振り返った。
「正直に言って、レース前半は凄くいい感じだったし、速さもかなりあったと思うんだ」
「ただ他のライダーを追い抜いていくのには間違いなく苦戦してしまった。他のメーカーと比較して、レースではもう少しスピードがあると予想していたんだ」
「それが序盤の数周での問題だった。ある時点でマーベリック(ビニャーレス/アプリリア)やドヴィツィオーゾ(アンドレア・ドヴィツィオーゾ/RNFヤマハ)の後ろにいて、前にはダリンがいたと思う」
「フィーリングは悪くなかったし、彼らとその2人と一緒に行けると思っていた。でも間にいたダリンのことを追い抜けなかったんだ」
「彼はMoto3マシンを乗っているかのようで、至るところを乱雑に走り回って、ラインを見ずに戻ってきては、ワイドになっていた。僕にとって彼の存在はちょっとした災害だった。残念だけど僕は集団に置いていかれてしまった」
「ダリンについては、できれば彼を捕まえて話をしたい。ここはMoto3の世界じゃないし、僕らは1位争いをしているわけでもなく、集団の後方を争っているんだ。だから僕らはあんな猿のようなライディングをする必要はないんだ」
「今回は彼にとって初めてのMotoGPのレースで、Moto3からの飛び級でもある。だから彼と言葉を交わせれば、この先は良くなるかもしれないね」
ビンダーはMoto3時代にもそのアグレッシブなライディングが批判の的となることがしばしばあった。今回カタールGPでもそうした事態となってしまったわけだが、本人はこうしたガードナーの批判には困惑している様子だ。
「彼が何に対して不満を抱いているのか分からない」と、ビンダーは語った。
「僕とレミーはレースでバトルをしていて、何度も互いを抜きあっていた」
「そして特に最終ラップは頑張った。今シーズン最初のレースだったしね。争っていたのは15位に過ぎなかったけど、結局のところ僕は彼に勝ちたかったし、ルーキーの中で1位になりたかったし、1ポイントも獲得したかった」
「だからイン側を突いていった。でも彼にも何にもぶつかっていなかった」
「彼が何を話したいのか、実際に何を考えているのか、聞いてみないことには分からない。でも僕の方からすると、レースをしていただけだ」
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