2番手走行中に転倒のザルコ、原因はギヤボックストラブル「自分のミスだと思っていたけど……」

MotoGP第3戦ポルトガルGPで転倒を喫したプラマックのヨハン・ザルコは、ギヤボックスにちょっとしたトラブルがあったと語った。

2番手走行中に転倒のザルコ、原因はギヤボックストラブル「自分のミスだと思っていたけど……」

 カタールで行なわれたMotoGPの開幕2レースで連続2位を獲得し、ポイントリーダーとして第3戦ポルトガルGPに臨んだヨハン・ザルコ(プラマック)。このレースでも上位を走行したが、転倒を喫しノーポイントに終わった。

 ザルコは予選で3番グリッドを獲得。決勝レース序盤には彼がトップを走行する場面もあったが、ヤマハのファビオ・クアルタラロやスズキのアレックス・リンスにオーバーテイクを許すと、この2台についていくことができずに差をつけられた。

 しかし19周目にリンスが転倒。これでザルコが2番手に浮上したが、20周目にはザルコも転倒してリンスと同じくリタイアとなってしまった。

 当初、ザルコは自身のミスが転倒の原因だと思っていたものの、レース後の分析の結果、ターン11へのダウンシフト時にギヤボックスに問題が発生したことが分かったと明かした。

 今回のレースを終えて、ランキング4番手まで後退したザルコは「間違いなく、少しがっかりだ」と語った。

「クラッシュした時は、僕がちょっとしたミスをしたんだと思った。シフトダウンでミスしたと思っていたんだ」

「あの瞬間、適切なギヤに入れることができなかった。それが、あのエリアのブレーキングでは致命的だったんだ」

「でも分析の結果、僕はあの時ギヤボックスにちょっとした問題を抱えていたことが分かった。だから(トラブルが原因だったことで)あまりがっかりせずに済んだし、なぜそんな転倒をしてしまったのか良く理解することができた」

Johann Zarco, Pramac Racing

Johann Zarco, Pramac Racing

Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images

「ふたつ目の要因は、フロントタイヤの状態があまり良くなかったこと。完璧な状態ではなかったから、1分40秒台のペースを維持するのが難しかったのかもしれない」

「ペッコ(フランチェスコ・バニャイヤ/ドゥカティ)に抜かれた時は、少し嬉しかったんだ。ファビオを捕まえれば後続との差も広げられると思って何周もプッシュしていたので、深呼吸をしてコントロールができると思ったからね」

 トラブルについて、ザルコは次のようにさらに詳しく説明した。

「ニュートラルになったわけじゃない。ギヤが2速じゃなくて1速に入ったんだ。バイクを傾けた状態のブレーキングでエンジンブレーキが少し強くなって、フロントタイヤの右側が良い状態じゃなかったから、その減速をサポートできなかった」

「だから即座に転倒してしまったんだ」

 第3戦ポルトガルGPは、開幕からファクトリーチームのドゥカティを凌ぐ活躍を見せてきたプラマックにとって、散々な週末になってしまった。ザルコがノーポイントで終わっただけでなく、第2戦でポールポジションを獲得したルーキー、ホルヘ・マルティンが負傷してしまったのだ。

 マルティンはFP3で激しく転倒。複数箇所に骨折を負ってしまい、手術を待っている状態だ。しかしmotorsport.comの調べによると、クラッシュで頭を強く打った影響で手術が延期されているようだ。負傷から約4日後の4月21日に手術が予定されているが、5月2日に決勝レースが行なわれる第4戦スペインGPを欠場する可能性はかなり高くなっているといえる。

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シリーズ MotoGP
執筆者 Lewis Duncan