MotoGPドイツGPの開催延期が決定。大規模イベントの禁止が影響
ドイツ当局が大規模なイベントを8月末まで禁止したことを受け、6月21日に予定されていたMotoGPドイツGPの開催延期が決定した事をオーガナイザーが認めた。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年のMotoGPは新型コロナウイルスのパンデミックの影響によって、既に6月初旬までのレースの開催延期が決定し、再開の目処が経っていない状況だた。
欧州では徐々に感染者数の増加が緩やかになっているのものの、今も新型コロナウイルスが猛威を奮っていることに変わりはない。そうした中、ドイツ政府は8月末まで国内での大規模イベントの開催を禁止することを決定。6月下旬に予定されていたMotoGPドイツGPの開催は事実上不可能と思われる状態となった。
そしてドイツGPのオーガナイザーであるADACはグランプリ開催が延期されたことを認め、今年後半にリスケジュールすることを目指していると語った。
「我々はザクセンリンクでのグランプリ開催の新たな日程について、MotoGPの商業権を有するドルナ及び関係当局と協議を行なっている」と、ADACの声明には記されている。
「我々の最優先事項はファン、そして関係者全員の健康だ」
「既に購入されたチケットは、新たな日付でも有効となる。ファンの方にはもう少しの辛抱をお願いしたい」
ドイツGPの延期が決まったことで、MotoGPの再開は更に遅れ、6月28日に予定されているオランダGPが現時点では最も直近のレースとなる。なおオランダ当局は6月1日まで集会の禁止を打ち出しているが、来週にはこの規制に何らかの更新があると見られている。
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