MotoGP アラゴンGP

2026年のMotoGPは”最速”よりも”最も冷静”なヤツが王者になる。ドゥカティのボス「ゼロポイントは許されない」

ドゥカティのボス、ジジ・ダッリーニャは2026年シーズンのMotoGPタイトルは、最も速いライダーではなく、”最も冷静”なライダーが手にすることになるだろうと確信している。

Oriol Puigdemont

Oriol Puigdemont

公開日時: 2026/09/01 7:20

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Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Marc Marquez, Ducati Team

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing, Marc Márquez, Ducati Team

写真:: Qian Jun / MB Media via Getty Images

 混戦となっているMotoGPの2026年タイトル争いについてドゥカティのジジ・ダッリーニャ(ゼネラルマネージャー)は、最速ではなく「最も冷静」なライダーが勝利するだろうと考えている。

 ドゥカティは第13戦アラゴンGPでマルク・マルケスがスプリントと決勝を勝利。ランキングでは2番手に浮上し、首位のホルヘ・マルティン(アプリリア)に対し19ポイント差までギャップを縮めた。

 今季タイトル争いは大接戦となっており、マルティン、マルケス、マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)が24ポイント差の中にひしめいている。

 そうした中ドゥカティを率いるダッリーニャは、今季のタイトル争いは”短距離走”ではなく、長いシーズンを通じた争いとなっていることは明確であり、鍵となるのは精神的な強さや、安定性だと考えている。

「個人的な見解になるが、今年の世界タイトルは、今からチャンピオンシップの最後まで、誰が最も冷静な頭脳を持っているかによって決まると思う」

 スカイ・イタリアのインタビューに、ダッリーニャはそう語った。

「ポイントを獲得し、ミスを避けることが重要になる。なぜなら近年の歴史を見れば、11レースに勝つことが重要なのではないと分かるからだ」(※2024年にフランチェスコ・バニャイヤが11勝でタイトルを逃した)

「もっと少ない勝利数でも世界タイトルを獲ることはできる。ただ、より一貫して、安定している必要がある。そして何よりも、ゼロポイントを記録することは許されない」

 そして、そういった側面で強いのはマルティンだと言えるかもしれない。マルケスとベッツェッキは今季それぞれ4勝を挙げている一方、マルティンはル・マンでの1勝のみだが、カタルニアGPを除くすべてのグランプリでポイントを獲得しているのだ。

 一方で絶対的なスピードでは勝っているベッツェッキはハンガリーGP以降、転倒が続く苦しい時期を経験しており、マルケスも怪我の治療によって欠場したレースもあった。

 もっとも、多数のタイトル経験を持つマルケスも、タイトル争い中でも冷静さは失わないだろう。今後、タイトル争いのさらなる激化が見込まれるが、誰が最も冷静に残りレースを戦えるのか……注目が集まる。

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