グレシーニ、ドゥカティとの契約をドイツGPで発表か。バスティアニーニとギャナントニオ起用?
グレシーニ・レーシングは、MotoGPの2022年シーズンにドゥカティのサテライトチームとして参戦し、ライダーにはエネア・バスティアニーニとファビオ・ディ・ギャナントニオを起用する予定のようだ。
Enea Bastianini, Esponsorama Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPに参戦するグレシーニ・レーシング。彼らは2021年シーズン限りでアプリリアとの提携を終了すると2020年末に発表。それ以来、彼らがどのメーカーと契約を結ぶのかという点に注目が集まってきた。
グレシーニ・レーシングは今年2月末に、チームを率いてきたファウスト・グレシーニが新型コロナウイルス感染によって逝去。妻のナディア・パドヴァーニと息子2名が中心となりチーム運営を引き継ぐことになった。
彼らの最初の大きな仕事は、2022年以降どのメーカーからマシン供給を受けるか決めることだったが、motorsport.comの取材によると、チームはドゥカティとの契約を締結し、今週末開催の第8戦ドイツGPで発表が行なわれる予定のようだ。
また、ライダーラインアップに関しては、2021年にMotoGPデビューを果たしたエネア・バスティアニーニ(現エスポンソラマ)、そしてMoto2からファビオ・ディ・ギャナントニオを昇格させる予定で、イタリア人コンビとなるようだ。
グレシーニとドゥカティの契約は2年間となっており、3年目以降の延長オプションが付属していると見られる。また2022年にバスティアニーニは最新型のバイクを使用し、ディ・ギャナントニオは2021年型バイクを使用することになる。
ドゥカティ側としてはグレシーニをジュニアチームとして、下位クラスで優秀な成績を収めてきた有望なライダーが、よりファクトリーチームに近いプラマックなどに移る前にスキルを向上させることを意図している。
■ロッシのVR46チーム、ドゥカティ契約発表はドイツGP後に?
またドゥカティとのサテライト契約では、VR46チームも既に契約は締結最終段階にあるという。ただこの発表はドイツGP以降となりそうだ。
9度の世界王者獲得経験を誇る、バレンティーノ・ロッシ率いるVR46チーム。彼らの2022年MotoGPクラス参戦が明らかになった後は、その契約メーカーがヤマハになるのか、それともドゥカティになるのかという点に大きな注目が集まった。
最終的にVR46はドゥカティと契約することを選び、既に締結に向けた最終段階にあるという。チームには最新型1台と、2021年型が1台供給される予定のようだ。
ライダーラインアップは現エスポンソラマで、ロッシの弟であるルカ・マリーニが内定しているようだ。もうひとりに関してはまだ確定はしていないが、様々な要素を考慮すると、Moto2のマルコ・ベッツェッキを昇格させることになるはずだ。
発表がグレシーニよりも遅れると見られているが、そこには現在ロッシが所属するペトロナスSRTとヤマハの契約更新の発表待ちをしていることが要因としてあるようだ。そのためVR46とドゥカティの契約発表はドイツGP以降と見られている。
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