来季MotoGPクラス昇格のフェルミン・アルデゲル、所属先はグレシーニと正式発表。チームメイトはマルケス弟
ドゥカティは、来季MotoGPクラスに昇格するフェルミン・アルデゲルの所属チームがグレシーニとなることを明らかにした。
2025年からMotoGP最高峰クラスに昇格することが決まっていたフェルミン・アルデゲル。その所属チームがグレシーニであることが正式発表された。
期待の若手であるアルデゲルの所属チームがついに明かされた形だが、これはあくまで形式的な発表に過ぎない。ドゥカティは年初の段階でアルデゲルのMotoGP昇格を発表していた上に、アルデゲルに残されたシートは消去法的にグレシーニの1席だけとなっていたのだ。
グレシーニは今季、マルク・マルケスとアレックス・マルケスのマルケス兄弟コンビでMotoGPを戦っているが、兄のマルクが来季からドゥカティのファクトリーチームに移籍。それによって空いた穴をアルデゲルが埋める形となった。
ただ、ドゥカティとしては当初アルデゲルをプラマックに所属させようとしていた。しかしプラマックは来季からヤマハ陣営に移ることとなったため、選択肢はVR46とグレシーニに絞られていたのだ。そしてVR46にはファビオ・ディ・ジャンアントニオが残留しただけでなく、先日フランコ・モルビデリの加入も決まったため、アルデゲルはグレシーニに向かうことになった。
アルデゲルは現在、Moto2でのフル参戦3シーズン目を迎えている。昨年は終盤戦を4連勝で締め括ってランキング3位となったことで一躍注目を集めたが、MotoGP昇格が決まった今季も、ここまで2勝を挙げてランキング5番手につけている。
なお、2025年にアルデゲルが使用できるバイクは型落ちのGP24。来季のドゥカティはプラマックが抜けたことで6台体制となるが、最新型のバイクを手にできるのは、ファクトリーチームのフランチェスコ・バニャイヤ、マルク・マルケス、そしてVR46のディ・ジャンアントニオの3人だけだ。
グレシーニは今季、マルク・マルケスが2位表彰台3回と3位表彰台を1回、アレックス・マルケスが3位表彰台を1回獲得しており、チームランキングではドゥカティファクトリー、プラマックに次ぐ3番手につけている。これはアプリリアやKTMのファクトリーチームを上回る成績だ。
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