親分、なぜMotoGPに……? テック3でCEO就任のシュタイナー、F1界からラブコールも「もうやり切ったよ」
ギュンター・シュタイナーはF1界からオファーがあったにもかかわらず、MotoGPチームを率いるという新たな挑戦を選んだ。その理由について、本人が語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
先日、ギュンター・シュタイナーが率いる投資家グループが、MotoGPに参戦するテック3を買収したことが発表された。シュタイナーはハースF1チームを長らく率いたことで知られているが、2輪の世界に舞台を移し、新たな挑戦を始めることになった。
この買収により、これまでエルベ・ポンシャラルが率いてきたKTMサテライトチームのCEOは、来季からシュタイナーとなる。そしてシュタイナーのビジネスパートナーであるリチャード・コールマンが、ポンシャラルに代わりチーム代表を務める。
シュタイナーは1980年にラリーのメカニックとしてモータースポーツ界でのキャリアをスタート。その後ジャガーやレッドブルのF1プロジェクトに携わり、レッドブルのNASCARチーム立ち上げにも関わった。そして前述の通り、2016年からは新規参戦のハースF1の代表に就任し、2023年までチームを率いた。そして今度は、MotoGPを新天地に選んだ。
ハースの代表から退いた後は、解説者という形でF1界に関わり続けてきたシュタイナー。しかし、いわゆる“現場復帰”には強い関心を示さず、2輪カテゴリーへの転向に舵を切ることになった。
その理由についてシュタイナーは、新たな挑戦をするという点に惹かれたことを明かした。
「なぜF1で別のプロジェクトをやらなかったのか? まず第一に、(MotoGPは)いつも注目していた。(関わる時間が)時間がなかっただけで、面白そうだと思っていたんだ」とシュタイナーは言う。
「F1はもうやり切ったと思っているし、十分長くいたと思う。だから新しいことをやりたかった。私は新たな挑戦が好きで、F1にいた時にアメリカに移ってNASCARチームを立ち上げたこともあった」
「F1は素晴らしいが、モータースポーツにはそれしかないわけじゃない。私が新たなことに挑戦するのが好きなのは、実際に始めると『うまくいくだろうか?』という気持ちになるし、それで実際にやり遂げたことが何度もあったからだ」
シュタイナーにはF1内でも複数の仕事のオファーがあったという。ただ彼としては、2年前にハースとの契約が終了してからは、自分の運命を自分でコントロールできる役割を求めていたという。
コールマンはこう語る。
「ギュンターにはF1でもかなりのオファーがあったが、我々は共に、張り詰めた人間関係となる環境で仕事をしてきた。だからこそ、今度は自分たちのやり方で、完全にコントロールできることをやりたかったんだ」
「5年のスパンで考えると、このパドックで自分たちが何を成し遂げられるのかとても楽しみだ」
「我々は謙虚な気持ちで取り組むし、学ぶのに時間はかかるだろう。でも単なる数合わせになるつもりはない。最終的に長期的に成功できると確信できるプロジェクトを選んだんだ」
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