レプソル・ホンダ、ロレンソ獲得を発表。マルケスとの王者コンビが実現
レプソル・ホンダは、今季限りでチームを離脱するダニ・ペドロサの後任として、ホルヘ・ロレンソを獲得したことを発表した。











レプソル・ホンダは、今季限りでチームを離れるダニ・ペドロサの後任として、ホルヘ・ロレンソとの契約を交わしたことを明らかにした。契約期間は2年。これで来季のレプソル・ホンダは、マルク・マルケスとロレンソというチャンピオン経験者を揃えるという、超強力な布陣となることが決まった。
ロレンソは2005年のMotoGP250ccクラスに、ホンダのバイクを駆って参戦。ランキング5位となっている。2008年に最高峰クラスに昇格した後は、ヤマハに9年間在籍。2010年と2012年、そして2015年に世界チャンピオンに輝いている。
2017年シーズンから、ロレンソはドゥカティに移籍したが、なかなか満足いく結果を残すことができず、各方面からプレッシャーがかかっていた。一部では、今季限りでの引退もささやかれた。
しかし、先日行われたイタリアGPでは圧倒的なパフォーマンスを発揮し、ドゥカティでの初優勝を達成。しかしレース後、ロレンソは「この勝利で僕の将来が変わることはない」と、ドゥカティ離脱をほのめかす発言をしていた。
「2019年から、ロレンソは4回タイトルを獲得したマルク・マルケスのチームメイトとなる。優れた才能を持つふたりの偉大なチャンピオンを抱えることで、より強力なチームを作りHRCの発展に貢献するという高い期待を持っている」
チームはそう声明を発表している。
今回、ロレンソのホンダ入りが発表されたが、まだ来季のドゥカティ、アプリリア、スズキの各ファクトリーチームには、それぞれひとつずつの空席がある状態だ。当初、ロレンソ獲得を狙っていたと思われるスズキは、現在Moto2を戦っているジョアン・ミルを獲得するものとみられる。また、ドゥカティはプラマックのダニーロ・ペトルッチが最有力、またアプリリアにはアンドレア・イアンノーネが加入するのではないかとの噂がある。
2019 MotoGP grid so far:
Team | Riders |
---|---|
Repsol Honda |
|
Movistar Yamaha |
|
Ducati |
|
Suzuki |
|
Aprilia |
TBA |
Red Bull KTM |
|
LCR Honda |
TBA |
Tech 3 KTM |
|
Pramac Ducati |
|
Nieto* | TBA |
Avintia* |
TBA |
* Manufacturer uncertain