ホンダMotoGPは改善するも『5~10位争い』が精一杯!? テスト終えたマルケス、開幕戦で表彰台も厳しいと言及
レプソル・ホンダのマルク・マルケスはMotoGPポルティマオテスト2日目に一定の進歩があったと見ている。ただ同時に、開幕戦で表彰台を争うことは厳しく、現状では“5~10位”争いになるだろうという考えを示した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ポルトガルのアルガルヴェ・サーキットで行なわれたMotoGPのプレシーズンテスト。レプソル・ホンダのマルク・マルケスはテスト2日目にある程度進歩があったものの、まだ表彰台には届かないと考えている。
ここ数年厳しいシーズンを過ごしているホンダ。今年はマルケスも長く苦しめられてきた怪我から開放され、復活を狙いたいところのはずだ。
ただポルティマオテスト初日、マルケスは「楽観的になることはできない」と語るなど、ホンダの状況がまだ厳しい状態にあることを示唆していた。
テスト2日目にマルケスは、ここアルガルヴェで行なわれる開幕戦に向けてマシンのセットアップに取り組んで行く中で「良くなった」と感じているという。ただ改善が見られたとはいえ、現時点で表彰台を争える域には至っていないようだ。
「残念だけどホンダがこのコースで上手く機能すると期待していた物のいくつかは、そのとおりに上手くはいかなかった」
マルケスはそう語る。
「今日はマレーシアテストで使ったのと同じバイクに乗ったんだ。セットアップを少し変えてね。チームは良いプランを立ててくれて、少し前進できた。フィーリングもだんだん良くなっていったよ」
Marc Marquez, Repsol Honda Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
「コースに出る毎に何か違うものを試しているとより難しくなるから、今日はリズムに集中することができた」
「でも現段階では、開幕戦での表彰台や勝利は考えられない。僕らは手にしているモノについて考えて、ベストを尽くすことが必要だ。もちろん、コンディションは路面のラバーを含めて変わってくるけどね」
「どうなるかは分からない。でも今現在では、明日(テストと)同じコンディションでレースがあるとすれば、僕たちは5位から10位争いをするのは可能だと思う」
またマルケスは、2023年にホンダが先頭争いができる“未開発”のポテンシャルを秘めているかと問われると、それに直接コメントはしなかったが「ネガティブなメンタルでシーズンを始めることはできない」と語った。
「どうだろうね」と、マルケスは言う。
「もちろんそれを信じる必要がある。現時点では誰もが0ポイントだしね。これから5~6レースが行なわれて、自分たちの立ち位置が分かってくるんだ」
「でも僕たちが改善し、前に進む必要があるというのは本当のことだ。当然、シーズンをネガティブな気持ちで始めることはできない。ポジティブな気持ち、ベストを尽くそうという気持ちで始めなくちゃいけない」
「それがトップ5のためであれ、トップ10のためであれ、そのためにトライしていかなくちゃいけないんだ」
「そういった考えは今シーズンの鍵になってくる。ネガティブな考えでシーズンをスタートしたら、42レースもあるとても長いシーズンになってしまうだろう」
なおマルケスはテスト2日目を14番手タイムで終えているが、これはアタックラップを完遂できなかったからという要素もある。マルケス本人もこれについて、最終セクター以外の3つのセクターではかなり速さがあり、最後に「失ってしまった」だけだと振り返っている。
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