ポル・エスパルガロ、ホンダは”深刻な問題”に苦しんでいると警鐘「開幕前は最速だったのに……」
ポル・エスパルガロは、ホンダの2022年型MotoGPバイクはリヤのグリップに深刻な問題を抱えていると語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
レプソル・ホンダのポル・エスパルガロは、MotoGP第5戦ポルトガルGPを9位で終え、ホンダのバイクに「深刻な問題がある」と語った。
ホンダは、2020年にマルク・マルケスが腕を負傷して以降目立った結果を残せておらず、2022年を前にバイクを大きく変更した。この新型バイクは、これまで弱点だったリヤのグリップを重視したマシンとなっており、プレシーズンテストではライダーたちに称賛されていた。
開幕戦カタールGPではエスパルガロが3位を獲得。良い滑り出しを見せたものの、それ以降はなかなか良い結果が出ていない。
ポルトガルGPでは、マルク・マルケスの6位が最上位。弟のアレックス(LCRホンダ)が7位
に続き、エスパルガロは9位。中上貴晶(LCRホンダ)は転倒もあって16位ノーポイントに終わった。
エスパルガロは、ポルトガルGPは「タフで難しく、本当にひどいレースだった」と振り返り、主な問題はリヤのグリップ不足だったと明かした。そして、その原因については全く心当たりがないようだ。
「プレシーズンに持っていたものを失っている。リヤブレーキで正しい位置にマシンを止められない。なぜなのか理解するのが難しいんだ」
「バイクを傾けすぎてしまって、スロットルを開けた時に(タイヤの)エッジでスピンしてしまうんだ。他のライダーがリヤにミディアムタイヤを選んでいるのに、僕たちがハードを選んでいるのも筋が通らない」
「僕らがハードを選んだのは、加速やトラクションの面でハードの方が優れていると感じたからだ」
「僕たちはサイドのグリップか、中央部分のグリップか、いつもどちらかを選んでいるんだ」
「ライバルは両方持っている。なぜ僕たちは選ぶ必要があるんだ?」
「今使っているマシンは、カタールでもプレシーズンでも完璧に機能していたのに、理解するのは難しい」
「フロントに小さな問題があったことを除けば、ライダーは皆納得していたし、感触も良かった。リヤについては誰も文句は言わなかったんだ」
「そして今、深刻な問題が発生し、それをどう解決すればいいのかわからない。今はファクトリーで一致団結して、一緒にひとつのラインで仕事をする時なんだ」
エスパルガロは、プレシーズンテストからホンダは大きな変更を施していないと付け加えた。
「僕たちは大きな変更をしていない。アレ(リヤグリップの問題)を発生させないように、セッティングを小さく変えているだけだ」
「プレシーズンで最速だったのに、なぜマシンを変える必要があるのか。それはナンセンスだ」
「プレシーズンでは、1周の速さもさることながら、リズムも圧倒的に良かった。だからマシンを変える必要はなかったんだ。でも僕たちはバイクを大きく変えず、今苦しんでいるんだ」
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