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新型コロナ感染の中上貴晶、陰性判定により一転アルゼンチンGP出走へ。輸送遅延にも助けられ走行初日から合流

中上貴晶(LCRホンダ)は、当初新型コロナ陽性によってMotoGPアルゼンチンGPを欠場予定だったが、陰性結果が複数回出たことで復帰可能になった。

Takaaki Nakagami, Team LCR Honda

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 新型コロナウイルスに感染していた中上貴晶(LCRホンダ)が、MotoGPアルゼンチンGPで復帰可能となった。

 中上は拠点のスペインからアルゼンチンへのフライトを前に行なったPCR検査で新型コロナ陽性が発覚。症状はなかったものの、その後の検査でも続けて陽性反応が出ていたため、第3戦アルゼンチンGPを欠場することとなった。

 中上は第4戦アメリカズGPからの復帰を目指していたが、検査を続けた結果、現在では複数回の陰性結果が出ている。

 現在、中上はアルゼンチンGPが行なわれるアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドに向かっており、土曜日からパドック入りを果たし、走行を開始する。

 LCRでチーム代表を務めるルーチョ・チェッキネロは次のようにコメントを残している。

「今週の初め、タカはアルゼンチンへ向かう前に受けた検査で陽性だったが、CT値は高かった。つまり、ウイルスの量が少なく、無症状だった」

「我々は医療コンサルタントとともに、2、3日おきの検査を繰り返すことにした」

「タカは現在、いくつかの検査で陰性となっており、IRTAとドルナの合意のもと、土曜日の朝にパドック入りする。サーキットでの走行開始時間には、間に合う予定だ」

 第2戦インドネシアGPの開催地であるインドネシア・ロンボク島からアルゼンチンに向かう貨物機の一部に遅れが生じたことにより、MotoGPは金曜日の走行を全てキャンセル。土曜日と日曜日の2デイ開催に変更されたことにより、土曜日から復帰の中上としては他のライダーと同じ走行機会でレースに臨むことができるようになった。 

 
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