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ホンダMotoGP、来季は6台体制に? テック3を陣営に引き入れる可能性

ホンダは2027年シーズンからMotoGPのサテライトチームを増やし、6台体制とする計画を立てている。

Diogo Moreira, Team LCR Honda

 Motorsport.comの調べで、MotoGPに参戦するホンダが2027年シーズンからサテライトチームを増やして、全6台体制とする計画を立てていることが分かった。

 ホンダは2014~2019年にかけてMotoGPで6台体制を敷いていた。しかし近年はファクトリーチームとLCRによる4台体制となっている。

 そんなホンダは、レギュレーション変更が行なわれる2027年に、再び6台体制とすることを目指している。それによって、マシン開発やライダーマネジメント、ライダーの配置など複数の分野でより戦略的な選択肢を広げることができるようになる。

 ここ数ヵ月、ホンダの首脳陣は利用可能なすべての潜在的パートナーとオープンなコミュニケーションを維持してきたものの、市場環境は彼らの動きの自由度を大きく制限している。

 ホンダはトラックハウスやグレシーニとの提携の可能性を探った。しかしMotorsport.comの調べでは、トラックハウスはアプリリアとの関係を解消する意向はないという。

 またグレシーニはドゥカティとの契約更新の詳細を詰めている。正式発表こそされていないものの2027年にアレックス・マルケスがKTMへ移籍し、フェルミン・アルデゲルはVR46へ移籍する見込みであり、ライダーふたりを同時に失うことになるため、一時はチーム側が別のパートナーの模索に動いていた。しかし、グレシーニは最終的にドゥカティからの提案を受け入れることになった。そこにはMoto2有望株のダニエル・オルガドの加入によって、魅力的なラインアップを維持出来るという考えもあるようだ。

 独立系チームがそれぞれの動きを見せる中、ホンダの有力選択肢はテック3を引き込むこととなっている。

Enea Bastianini, Red Bull KTM Tech 3

Enea Bastianini, Red Bull KTM Tech 3

Photo by: Evaristo Sa / AFP via Getty Images

 テック3は昨年、元ハースF1のギュンター・シュタイナーらを始めとした投資グループによって買収された。現在テック3はKTMをパートナーとしているが、経営危機に陥りインドのバジャージ・オートによって救済されたKTMの将来計画に不透明さがあることから、しばらく前からパートナーの変更が検討されてきた。

 テック3の引き入れが実現すれば、ホンダにとってはライダー管理において大きな柔軟性がもたらされる。

 Motorsport.comの調べでは、ホンダ陣営には来季ファビオ・クアルタラロがファクトリーチームに移籍してくる見込みだ。つまり現在所属するジョアン・ミルかルカ・マリーニのどちらかがシートを失うことになる。

 LCRのディオゴ・モレイラとヨハン・ザルコは契約が結ばれており、特に有望株と目されているモレイラは2028年までの契約がある。一方でザルコは2027年で契約満了となる。

 そしてHRCはMoto2参戦中のダビド・アロンソの獲得も目指している。彼をクアルタラロのチームメイトとしてファクトリーチームに配属するのか、あるいはサテライトチームで経験を積ませるのか……いずれにしても陣営に2台が加われば、ホンダの選択肢は大幅に広がることとなり、現所属ライダーの残留の可能性も高まることになる。

 残留の可能性が高いと見られているのはマリーニだ。彼はヤマハと交渉を進めているものの、ミルと比べてファクトリーチーム以外での役割を受け入れることに、前向きだと見られている。

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