ホンダ、まだ進歩は不十分か……ブリーラムテストで弱点露呈「リヤグリップに革命必要」とミル
ジョアン・ミルは2026年のホンダのマシンの戦闘力に満足できていない。
Joan Mir, Honda HRC
写真:: MotoGP Sports Entertainment Group
MotoGPは今週末のタイGPで2026年シーズンが開幕する。しかしホンダのジョアン・ミルは、2026年のマシンに現時点では満足できていない様子だ。
昨年著しい改善傾向を示したホンダ。新シーズンに向けて期待が寄せられる中で行なわれたセパンテストでは、ミルがホンダの将来に楽観的な姿勢を示したことで、さらに期待は高まった。
ただタイで2回目のプレシーズンテストを終えた後、ミルは慎重な姿勢を見せている。
ミルはマシンが進歩していることは強調しつつも、その進捗具合はライバルの改善によって相殺されてしまったと説明している。そしてさらに、開幕戦タイGPの舞台であるチャーン・インターナショナル・サーキットでのテストでは、セパンよりも苦しんだと話した。
「このサーキット(チャーン)では、なぜかセパンよりも多くの問題が出た。特に僕自身、ポテンシャルという意味でバイクを(セパンと)同じレベルに持っていくことができなかった」
ミルはそう語る。
「正直なところ、あまり満足していない。ここは重要なトラックだからだ。来週末に誰が倒すべき相手になるのかが(テストを通じて)だいたい見えてくるが、現実として僕たちは少し苦しんだ。グリップの面で苦戦していたんだ。おそらく、この(タイヤの)カーカスは、今のところウチにとってあまり良いものではない」
「現時点では、進むべき方向性があまり明確ではない状態だ。今のパッケージがそれほど競争力があるとは思えないからね。これが今の正直な感想だ。おそらく今週中に、チームが何かを見つけてくれるだろう」
ホンダのマシンの大きな弱点として挙げられているのは、リヤグリップの不足だ。これがコーナーの立ち上がりでのトラクション不足に繋がっている。
この点についてミルはホンダがあまり解決できていないと感じており、ライバルとの差がさらに広がってしまっていると考えている。
Joan Mir, Honda HRC
Photo by: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images
この問題は、路面コンディションが良く、ホンダが豊富なプライベートテスト経験を持つセパンでは完全には表面化しなかった。しかし、ストップ&ゴーの特性の強いブリーラムでは明確に浮かび上がってしまったため、ミルはこの分野で「革命」が必要だと語った。
「ポテンシャルという点では、もっと期待していた」とミルは認める
「セパンでは、グリップを改善しなければならないと言った。そこは僕らの弱点だからだ。そして現時点では、ドゥカティやアプリリアは別次元にいる。セパンではチャンスがあったかもしれないが、ここでは無い」
「僕らはバイクを少しずつ変えていく過程にあるんだ。いろいろなことを試したけど、コンセプト自体は変えていない。同じコンセプトのままで、進化はあった。でも革命ではなかった。グリップという面では今は革命が必要だと思う」
なおシーズン序盤の純粋なスピードでは、ホンダが序列の中で昨年と似た位置にとどまるとミルは予想しており、トップ8が現実的な上限だと考えている。
「他のメーカーも改善しているので、僕たちのポテンシャルは昨年と同程度だと思う。良くなったけど、ライバルは同じか、それ以上に良くなったのだと思う」
「別のタイヤになった時には、バイクの挙動が改善してもっと競争力を発揮できることを期待している。僕は何かが見つけられると確信している。だけど現時点での真のポジションは、トップ8か、トップ10というところだろう」
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