乱立する“仕様違い”がホンダ理解の妨げに? エスパルガロ弟「パッケージが悪いのか自分が悪いのか……混乱する」

レプソル・ホンダのポル・エスパルガロは、スペインGPで自身のバイクがブレーキング以外の全ての部分でまとまらない状態にあったと認め、10位でフィニッシュすることが精一杯だったと語った。

乱立する“仕様違い”がホンダ理解の妨げに? エスパルガロ弟「パッケージが悪いのか自分が悪いのか……混乱する」

 レプソル・ホンダのポル・エスパルガロはMotoGPスペインGPを13番グリッドからスタート。しかしトップ10以上に進むことはできず、さらに復帰間もないチームメイトのマルク・マルケスの後塵を拝し、10位でレースを終えた。

 ホンダ移籍後は苦戦が続くエスパルガロだが、彼は今回のレースではマシンのフィーリングが悪く、そのパフォーマンスには満足できていないという。

「単にフィーリングがとても悪かった。トラクションもなかったし、コーナリングも、速度も良くなかった」と、エスパルガロは語る。

「スムーズに乗ることができなくて、ペースもついてこなかった。余裕のない走りで、ブレーキングで(タイムを)稼ごうとしていたんだ」

「でもブレーキング以外はとっ散らかっていたせいでワイドにもなったりして、それで終わってしまう。そういう感じなんだ」

 そしてエスパルガロは、ホンダ勢でも各々が異なるパッケージを使用していることが、2021年型のバイク開発にとって問題となっていると指摘した。

「僕はホンダの望むように作業をするつもりだ。でもレースでは違ったモノを使っていたりすることだってある」

 実際スペインGPでは初日に中上貴晶(LCRホンダ)が2020年型と2021年型のシャシーの比較テストを実施すると、彼は旧型の方がリヤグリップが良かったとして、レースでも旧型を使用して4位入賞を果たしている。

 エスパルガロはこうしたホンダ勢の足並みの乱れが、2021年型の開発において不利益をもたらしていると指摘している。

「テストではいろんなことを試してみようと思う。それで全体的な状況が改善できるかどうか見てみよう」

「ただ僕としては皆が“ホンダ”としてではなく個人的にやりすぎているきらいがあると思う。それがグループとしては悪影響があるんじゃないかと思うんだ」

 まだホンダ1年目で経験の浅いエスパルガロは、ライダー間の方向性の違いが自身のバイク理解に対する悩みを増やしているのではとも考えている

「今僕の抱えている問題は、僕が良いのか悪いのか、それともバイクなのか、そして僕が使っているパッケージが悪いのか……それが分からないという点だ」

「それとも僕のライディングスタイル?……何が起こっているのか分からなくて、少し混乱している。ファクトリーでも同じ様な混乱がある」

「僕はホンダに加入したばかりだし、あまり物事を試してきていないから混乱している」

「他のライダーがたくさんのことを試していても、僕は少しのことしか試せていないんだ」

「(ホンダに関する)僕の知識はゼロだ。彼らが色々と作業をしているように感じるけど、僕はホンダについて経験がないから、助けになることもできない」

「彼らも僕を助けることはできないし、僕も色々確認して自分の助けとすることもできない。僕らの向いている方向がひとつじゃないことでね」

 なおMotoGPは5月3日にヘレス・サーキットで公式テストを開催。エスパルガロはそこで1分37秒506に7番手タイムをマークしてテストを終えている。

 

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