ホンダ版“スプーン”が一転承認。“空力目的”はダメ、“冷却目的”ならOK……規則に欠陥?

シェア
コメント
ホンダ版“スプーン”が一転承認。“空力目的”はダメ、“冷却目的”ならOK……規則に欠陥?
執筆:
2019/03/30 3:21

ホンダがドゥカティを模して用意した“スプーン”は一度は承認されなかったが、2度目の試みはどうやら成功したようだ。

 アルゼンチンGP開幕前の28日(木)に、ホンダはドゥカティが使用しているスイングアームに取り付けられたウイングレット、通称“スプーン”を模したパーツを持ち込んだ。

 この“スプーン”は、ドゥカティが開幕戦に持ち込んで使用……ホンダ、スズキ、KTM、アプリリアの4メーカーはこれに抗議したが、結果的にMotoGP控訴裁判所は『合法』という判定を下していた物だ。

 このパーツは禁止されている空力的効果ではなく、リヤタイヤの冷却を目的としているとドゥカティは主張している。だが、控訴審議で提出された資料によると、同パーツがダウンフォースを生み出していることは確かだという。

 ホンダはMotoGPのテクニカルディレクターであるダニー・アルドリッジの承認を得ようと同じようなパーツを製作して提出。その際、パーツの目的を“空力的な効果”と説明したが、その使用は認められなかった。

 しかし29日(金)にホンダは再び“スプーン”の承認を試みた。前回と異なる点は、2度目の申請では『“空力”とは異なった目的を持つパーツ』として提出したということだ。

 結果、アルドリッジはホンダ版“スプーン”(≒ウイングレット)を承認。これによってホンダはRC213Vに同パーツを使用することが可能となった。

 しかし彼らは承認を得るだけではなく、現在のMotoGPテクニカルレギュレーションの欠陥を証明するという、一連の試みにおける主要な目的を達成することに成功したようだ。

 同じようなパーツが、“空力”か“冷却”目的かどうかで承認の可否が変わりうる……その事実をホンダは示したと言えるだろう。

次の記事
「マシンにも僕にも合っている」中上貴晶、アルゼンチンGPでトップ7を狙う

前の記事

「マシンにも僕にも合っている」中上貴晶、アルゼンチンGPでトップ7を狙う

次の記事

アルゼンチンGP初日トップ10発進の中上貴晶「ベストグリッド獲得を目指す」

アルゼンチンGP初日トップ10発進の中上貴晶「ベストグリッド獲得を目指す」
コメントを読み込む

この記事について

シリーズ MotoGP
チーム Ducati Team 発売中 , Repsol Honda Team
執筆者 Oriol Puigdemont
まずは最新ニュースを読む