MotoGPアルゼンチンGPの開催サーキットで火災が発生。ピットビルが大ダメージ受ける……
MotoGPアルゼンチンGPの開催サーキットであるテルマス・デ・リオ・オンドは、パドックとピットエリアの大半がダメージを受ける火災に見舞われた。
Incendio al Circuito de Termas de Río Hondo
MotoGPアルゼンチンGPなどの開催サーキットであるテルマス・デ・リオ・オンドが、大規模火災に見舞われた。火災は2月5日(金曜日)の23時頃に発生。サーキットの消防士と近隣の町や地域の消防隊やレスキュー隊の助けも借りて、火が消し止められた。
火災の原因はまだ不明だが、ピットやプレスルーム、VIPエリアの大部分が壊滅的な被害を受けたと見られている。幸いにも負傷者は出ていないという。
MotoGPのアルゼンチンGPは2021年シーズンも開催が予定されていたが、新型コロナウイルスの流行により、アルゼンチンGPとアメリカズGPの開催延期が決定。新たな暫定日程は発表されておらず、シーズン後半にリスケジュールされる予定だった。
サーキットディレクターのヘクター・トッティ・ファリナの声明によると、火災によりピットビルは破壊されたが、他の施設は火災から救われたという。また保険により経済的な被害は少なく、できるだけ早く再建を開始する予定だとのことだ。
「残念なことに、ピットビルは深夜に発生した火災により全体的にダメージを受け、プレスルームやレースコントロール、VIPラウンジといったエリアも影響を受けた」
「ミュージアムやコントロールタワー、他のオフィスやメディカルセンターは大きな被害を受けなかった」
「ミュージアムは数日後に再オープンする予定だ。トラックは火災に対する保険に加入しているので、そうした意味では経済的損害の問題はカバーされている。しかし国内外のレースに必要な重要なエリアの再建に、長い時間がかかることは間違いない」
「犠牲者が出なかったのは幸いだった。強風で危険な瞬間もあったこの事件に協力してくれた方々に感謝したい。被害の拡大を防ぐのに全力を尽くしてくれた様々な消火スタッフ、警察官、市職員、トラック作業員の方々に感謝している」
「MotoGPを11月に開催することも含め、予定していたスケジュールに間に合うように全力で取り組んでいきたいと思う」
ミュージアムには、5度のF1チャンピオンでアルゼンチン人ドライバーのファン・マヌエル・ファンジオの遺品などが展示されていたが、貴重なアイテムの一部はすでに移動されているという。またサーキットの他の部分を守るためにさらなる安全対策が講じられるようだ。
テルマス・デ・リオ・オンドは2007年に建設され、2012年に改修を受けたサーキットで、2014年からMotoGPアルゼンチンGPを開催している。しかし2020年はコロナ禍の影響でレースが中止となった。
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