イアンノーネ、MotoGP併催のハーレーダビッドソンレースでデビュー戦勝利! 王者ストーナーを勧誘「ここには電子制御なんてないぜ!!」
MotoGP併催シリーズのハーレーダビッドソン・バガー・ワールドカップで勝利したアンドレア・イアンノーネは、MotoGP王者のケーシー・ストーナーに参加を呼びかけた。
Andrea Iannone
写真:: Mirco Lazzari gp / Getty Images
MotoGP第7戦イタリアGPで併催されたハーレーダビッドソン・バガー・ワールドカップで同シリーズへのデビューを果たしたアンドレア・イアンノーネ(ニティ・レーシング)は、MotoGP王者のケーシー・ストーナーを熱烈勧誘した。
2010年代にMotoGPで活躍したイアンノーネだったが、ドーピング疑惑による出場停止処分を受けてしまった。この機関が終了した後、イアンノーネはWSBKを戦っていたが、2026年は新たにMotoGPのサポートレースに加わったハーレーダビッドソン・バガー・ワールドカップに挑戦することを決めた。
このシリーズで使われるマシンは、重く、見た目はレーシングマシンからはほど遠いバイクだが、ムジェロのような長いストレートでは270km/hを超える速度に達する。
シリーズの第2戦となるムジェロラウンドから新たに参戦したイアンノーネは、予選4番グリッドを確保。レース1では黄旗時の追い越しでロングラップペナルティを受けるなど思うようなレースとはならなかったが、レース2では挽回。見事な走りでバガーレース初勝利を達成した。
「タフなレースだった。どのカテゴリーでも、どんなレースでもそうだけど、みんな本当に速いし、誰もが勝ちたがっている。ましてや僕がここにいる時はなおさらね。でも素晴らしかったし、ここはまるで自分の家のように感じる」
イアンノーネはそう語る。そして、今回はムジェロに集まったファンからの愛情が特に印象的だったという。
Andrea Iannone
Foto di: Andrea Diodato / NurPhoto via Getty Images
「これほど多くの人たちが僕を愛してくれているのを見ると、バイクに乗ること以上に感動するよ。ここはムジェロだから、人々との距離が近いんだ。そして、僕のためだけに来てくれて、ハグをしてくれたり、『諦めるな』と言ってくれたり、『君は強い』と言ってくれたりする人たちを見るとね……」
「ある女の子が手作りのバラをくれて、メッセージも添えてくれたんだ。それが本当に胸を打った。素晴らしいことだったよ。僕の中にある“決して諦めない気持ち”や、“転んでもまた立ち上がって笑顔で戻ってくる姿勢”を人々が見てくれていることが嬉しい。その女の子もまさにそう書いてくれていた。そしてそれは真実だからこそ、心を動かされたんだ」
「ハーレーダビッドソンのサポートに感謝したいし、ニティ、それからファブリツィオ・チェッキーニにも感謝したい。チーム全員、そしてこれを実現してくれたすべての人たちにお礼を言いたい」
「そしてもちろん、自分自身のことも褒めてやりたい。戦うことを決して諦めず、レースへの情熱と意欲を持ち続けてきたことにね」
そしてイアンノーネは、このバガーレースのマシンが非常に“昔ながら”のバイクであることを強調しつつ、MotoGPで2度王者のレジェンドに参加を呼びかけた。彼は以前からMotoGPマシンの電子制御システムが発達しすぎていることに異論を唱えて来た男だ。
「ケーシー・ストーナー、ここに走りに来てくれ、ここには電子制御なんてないんだ!」
レースシーンからは離れて久しい天才ストーナーが、イアンノーネの呼びかけに応えてハーレーダビッドソン・バガー・ワールドカップへの参戦が実現するかどうかは分からない。ただもし実現した場合には、見逃せないレースになることだけは確かだろう。
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