負傷欠場中のヨハン・ザルコに復帰戦ペナルティが決定。カタルニアGPのクラッシュで責任問われる
負傷欠場中のヨハン・ザルコだが、怪我を負ったMotoGPカタルニアGPのクラッシュについて裁定が下り、次回出走レースでのダブルロングラップペナルティが科された。
Johann Zarco, Team LCR Honda
写真:: Gold and Goose Photography / Getty Images
5月のMotoGPカタルニアGPでクラッシュし怪我を負ったLCRのヨハン・ザルコ。彼はこのクラッシュで、次回出走レースでダブルロングラップペナルティを科された。
カタルニアGPではペドロ・アコスタ(KTM)のマシントラブルから起きたアレックス・マルケス(グレシーニ)の大クラッシュによりレースは中盤で赤旗となった。その後の再スタートでもアクシデントは続き、スタート直後にヨハン・ザルコがルカ・マリーニ(ホンダ)とフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)を巻き込むクラッシュを引き起こしてしまった。
この事故ではザルコが主に右膝の靭帯を中心とした怪我を負っており、彼はまだ回復途上で欠場が続いている。
そしてこのザルコの起こしたクラッシュは、当初から審議対象となっていた。最近になりオンラインでヒアリングが行なわれ、ザルコにとって復帰戦となる次回出走レースでのダブルロングラップペナルティという裁定が下った。
なおザルコは当時の状況を振り返り、アコスタとマルケスのクラッシュで発生したデブリが当たっており、再スタートに臨める状態ではなかったとも語っている。この点については、再スタートに関する判断をアドレナリンが多く放出されているライダーに任せるべきではないという声も出ている。
スチュワードはペナルティについて次のように記している。
「2026年5月17日14時53分20秒、MotoGPカタルニアGP決勝レースのターン1において、ルカ・マリーニおよびフランチェスコ・バニャイヤを巻き込むクラッシュを引き起こした。この行為はMotoGP競技者およびチームに対する特別指示に違反しており、FIM世界選手権規則第1.21.2条に抵触する」
「チームに通達されているペナルティプロトコルに基づき、この事案は『MGP-CC5:レーススタート/オープニングラップ』とみなされる。これは複数のライダーに危険な状況を生じさせ、またはクラッシュを引き起こす行為を指している」
なおザルコは当初、膝の手術が必要と判断され、手術を行える状態となるまで待っていた。しかし改めて状態が評価され、その回復具合から手術なしで復帰を目指す方針となり、現在は夏休み後の9月のレースで復帰することを目指している。
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