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レースレポート

MotoGPイタリアGP決勝:ペトルッチ、キャリア初優勝! 中上貴晶が自己ベスト5位入賞 

MotoGP第6戦イタリアGPの決勝レースが行われ、ダニーロ・ペトルッチがMotoGP初優勝を達成した。中上貴晶は自己ベストの5位入賞を果たした。

Podium: race winner Danilo Petrucci, Ducati Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第6戦イタリアGPの決勝レースが行われ、ドゥカティのダニーロ・ペトルッチがキャリア初優勝を達成した。

 ポールポジションはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)。スリップストリームを上手く利用してトップタイムを記録していたファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハ)を下した。

 さらに、直前に行われたMoto2クラスの決勝ではマルケスの弟、アレックス・マルケスが優勝を飾っており、フランスGPに続いて兄弟優勝が見られるか、注目が集まった。

 2番グリッドは驚異のルーキー、クアルタラロ。3番グリッドには契約延長のためにも結果が欲しいペトルッチが入った。

 一方、地元イタリアのバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は苦戦が続き、キャリアでもワーストとなる18番グリッドからのスタートとなってしまった。また、日本の中上貴晶(LCRホンダ)は10番グリッドからのスタートだ。

 ムジェロ・サーキットは天候に恵まれ、気温30℃、路面温度50℃、ロッシファンが黄色い発煙筒を炊く中、決勝レースのスタート時刻を迎えた。

 まずはマルケスが良いスタートを切り、ホールショットを奪った。そしてその後ろには6番手スタートのカル・クラッチロー(LCRホンダ)がジャンプアップし2番手。また中上もスタートを決めて6番手と好位置につけた。一方でクアルタラロはスタートで失敗してしまい、9番手までポジションを落としてしまった。

 オープニングラップを終えると、先頭集団はマルケス、ドヴィツィオーゾ、ミラー、ペトルッチ、リンスの並びとなった。

 マルケスは3周目にしてペースを上げて逃げようとするが、後ろ2台のドゥカティはなかなか離れず、0.3秒ほどのギャップの状態が続く。またリンスも追い上げを見せて3番手まで浮上した。

 ロッシはターン4でジョアン・ミル(スズキ)と絡んでコースオフ。ポジションを22番手まで落としてしまった。

 5周目、ペトルッチが再びリンスを交わして3番手に浮上すると、そのままドヴィツィオーゾもかわして2番手へ。ペトルッチは更にマルケスにも襲いかかるとそのままトップを奪取した。かわされたマルケスは後続にも先行を許してしまい5番手までポジションを落とした。

 隊列はペトルッチ、ドヴィツィオーゾ、ミラー、マルケス、リンスの順で走行を続けるが、7周目のターン1でドヴィツィオーゾがトップに浮上。さらにマルケスもここで3番手までポジションを回復するなど、激しいトップ争いが展開された。

 一方8周目には、なんとロッシがターン9で転倒を喫しリタイアとなってしまった。

 マルケスは9周目にリンスにインを刺されて4番手に後退。なかなかポジションを上げられない。リンスは10周目のホームストレートでペトルッチも交わして2番手につけた。

 リンスは一時トップに浮上するが、ホームストレートでドゥカティを抑えることが出来ず、4番手まで後退。ペトルッチがトップにつけた。

 12周目、7番手を走っていたバニャイヤがターン15でクラッシュ。これで中上が7番手に浮上し、チームメイトのクラッチローを追う形となった。

 レースが残り10周を切ると、マルケスが遂に仕掛けた。ホームストレートで車速を乗せるとそのままドヴィツィオーゾをオーバーテイク。2番手に浮上した。

 先頭を行くペトルッチは2番手マルケスに0.3秒ほどのギャップを維持。後方では中上がクラッチローを追い抜き、6番手にポジションを上げた。中上はそのままクラッチローの反撃を許さず、5番手のミラーを追った。

 残り8周、5番手ミラーがターン5でクラッシュ。直前にファステストラップを記録していただけに、悔しい転倒となった。これで中上が5番手となった。

 一方で、トップ争いではマルケスがストレートエンドで仕掛けようとする場面が続く。ギャップはほぼ消滅しており、マルケスはオーバーテイクのタイミングを伺っているような走りを見せた。

 残り5周、ドヴィツィオーゾがブレーキングでマルケスをパス。2番手が入れ替わった。そして残り4周でドヴィツィオーゾがペトルッチをかわして遂にトップに躍り出た。しかしペトルッチも負けじとインを突いて首位を再び取り戻し、チームメイトバトルの展開となった。

 レースは残り2周。マルケスがストレートエンドで仕掛けるもドヴィツィオーゾをオーバーテイクできず苦しい展開となってしまう。

 ラストラップに突入、遂にマルケスがストレートでドゥカティ2台の前に出る……が、ターン1で膨らんでしまい、トップ3台が横並びに。軽く接触がありながらも、ペトルッチがトップに立ち、マルケスが2番手、ドヴィツィオーゾが3番手となった。

 ペトルッチは続くブレーキングでもマルケスを抑え、最終コーナーを首位で回りトップチェッカー! 地元イタリアで最高峰クラス初優勝を果たした。2位は最後まで果敢に前に仕掛けたマルケスが入り、3位はドヴィツィオーゾとなった。

 初優勝を飾ったペトルッチは「信じられない。地元のファンの前で優勝できて最高の気分だ。チームそして、シーズンの初めから僕に手を貸してくれたドヴィツィオーゾに感謝したい」と、喜びを爆発させてインタビューに答えた。

 また、中上貴晶は粘り強い走りを見せ、自身のベストフィニッシュとなる5位入賞を果たし、インディペンデントチーム最上位となった。

こちらも:

MotoGP第6戦イタリアGP 決勝レース結果

順位 ライダー 周回数 前車との差 ポイント
1 Italy ダニーロ ペトルッチ 23     25
2 Spain マルク マルケス 23 0.043 0.043 20
3 Italy アンドレア ドヴィツィオーゾ 23 0.338 0.295 16
4 Spain アレックス リンス 23 0.535 0.197 13
5 Japan 中上 貴晶 23 6.535 6.000 11
6 Spain マーベリック ビニャーレス 23 7.481 0.946 10
7 Italy ミケーレ ピッロ 23 13.288 5.807 9
8 United Kingdom カル クラッチロー 23 13.937 0.649 8
9 Spain ポル エスパルガロ 23 16.533 2.596 7
10 France ファビオ クアルタラロ 23 17.994 1.461 6

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