MotoGP第6戦で2件の大事故発生。高速で転倒のアレックス・マルケス、バイクに足挟まったザルコは共に骨折……しかし深刻な怪我は回避
MotoGPカタルニアGPでは、アレックス・マルケスとヨハン・ザルコが激しいクラッシュに見舞われた。いずれのライダーも骨折が確認されたが、深刻な怪我は避けられたようだ。
MotoGP第6戦カタルニアGPは、大クラッシュによって2度レースが中断される波乱の展開となった。それぞれの事故に絡んだアレックス・マルケス(グレシーニ)とヨハン・ザルコ(LCR)は共に病院に搬送され、骨折を負ったが、幸い大事には至らなかった。
まず最初のアクシデントとなったのが、12周目に発生したマルケスのクラッシュだった。
マルケスは先頭を走るKTMのペドロ・アコスタを追走していたが、バックストレート走行中にKTMのマシンが突如失速。アコスタはすぐさま左手を上げて合図するもマルケスは反応する間もなく、アコスタのリヤに接触してコントロールを失ったままコースオフした。
激しく暴れるバイクから振り落とされる形となったマルケスは、ウォールへの衝突こそ回避することができたが、高速で地面に叩きつけられてしまった。
Alex Marquez, Gresini Racing crash
写真: DANIEL BALLARIN / AFP via Getty Images
当初からマルケスは意識がある状態であることが報告されていたが、救急車へ搬送されて一度メディカルセンターで診察を受けた後、さらなる治療のため現地の病院へ搬送され、現在も入院している。
検査の結果、マルケスは右の鎖骨に骨折が判明。現地時間の日曜午後にチームは「右の鎖骨についてはプレートで固定するため、カタルニア総合病院で本日手術を受ける」と報告している。またC7と呼ばれる第7頸椎にも小さな骨折が見られたが、初期の診断では手術は不要とされている。
マルケス本人もXで、病室のベッドでサムアップしている画像と共に「すべてコントロールできているよ! 今夜手術を受けるけど、これ以上ない環境で任せられる。心配してくれた皆と、温かいメッセージに本当に感謝している」とメッセージを送った。
なお、マルク・マルケス(ドゥカティ)も前戦フランスGPで激しいハイサイドに見舞われて右足を骨折しており、マルケス兄弟は2週連続でアクシデントに苛まれてしまった。
そして赤旗中断からのリスタート後にも大きなアクシデントが起きた。ターン1への進入でザルコ、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、ルカ・マリーニ(ホンダ)の3台が絡んで転倒。特にザルコは、左脚がバニャイヤのバイクに巻き込まれた状態でグラベルを転がったため、転倒したライダーたちも心配してザルコの元へ駆け寄っていた。
Johann Zarco, Team LCR Honda, Francesco Bagnaia, Ducati Team crash
写真: Gold and Goose Photography / Getty Images
このアクシデントで2度目の赤旗が出され、ザルコは精密検査のために病院へと搬送された。ザルコは病院のベッドから動画を投稿し、見た目ほど深刻な状態ではないと明かした。
ザルコは精密検査の結果待ちだとしながらも、大腿骨は折れておらず、左足のくるぶし付近に軽微な骨折があると説明。また靭帯にダメージがあり、膝が痛むという。彼は動画の中で次のように述べている。
「みんな、心配しないで。今は検査結果を待っているところだ」
「首にコルセットを巻いているけど、これは邪魔なくらいだ。一番は膝で、靭帯をやってしまったけど、大腿骨は折れていない。左足首の外側、腓骨の付け根に小さな骨折がある」
「また状況は報告するよ。ただ安心してほしいのは、深刻な怪我というより驚いたというのが大きいことだ。今夜は経過観察のため病院に泊まるけど、その後どうするかは様子を見て決める」
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