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マルティン、カタルニア初日は戦慄クラッシュ「死んだルイス・サロムのことが真っ先に頭を過った」

MotoGPカタルニアGPの初日に転倒したホルヘ・マルティンは、サーキットの安全対策強化を訴えた。

Jorge Martin, Aprilia Racing Team

Jorge Martin, Aprilia Racing Team

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 アプリリアのホルヘ・マルティンはMotoGP第6戦カタルニアGPで転倒した際、事故で死亡したライダーを思い出していたと語っており、安全性の強化を訴えた。

 マルティンはFP1の中盤にターン12でフロントタイヤを切れ込ませて転倒し、エアフェンスにマシンが激突した。このコーナーはランオフエリアが短く、マルティンも減速しきれずにマシンのフロントカウルと衝突してしまった。彼は立ち上がったものの、明らかに動揺した様子を見せていた。

 その後メディカルセンターで検査を受けると、マルティンは軽度の脳震盪と左腕の打撲と判断された。

 最終的にはスタート練習からセッションに復帰する許可を得たマルティンだが、このクラッシュはカタルニア・サーキットの抱える危険性を改めて浮き彫りにするものだった。

 マルティンはこの転倒時には、2016年にカタルニアでクラッシュし死去したMoto2ライダーのルイス・サロムのことを思い出していたと振り返った。

「あそこでクラッシュするのは本当に危険だと思う」と、マルティンは言う。

「こういったことを言いたいわけじゃないけど、あの時はルイス・サロムのことが頭を過っていた。クラッシュした瞬間、真っ先に彼のことを考えていたよ」

「幸運なことにバイクは曲がっていて、僕はステアリングとか他の部分じゃなく、フェアリングにぶつかっただけですんだ。ここは本当に危険で、改善が必要だ」

 

 マルティンはこの転倒については、タイヤを温めようとしていた際のミスから起きたと説明する。

「前のラップよりも、より深いバンク角で、さらに強くブレーキをかけていた。でもリラックスしていたし、プッシュしていたわけではなかった」

「ただ、朝のセッションではフロントタイヤに熱を入れるのにすごく苦労していた。夕方はかなり良くなってミディアムタイヤも使えたけど、朝は熱を入れるのが本当に難しかった。それでプッシュすらできなかった。プッシュできなければ、温度も上がらない。悪循環だよ」

「問題は特に(タイヤの)左サイドで大きかったけど、右サイドも同様だった。だからかなり気をつける必要があるんだ。あの時はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)の後ろにつけてウォームアップしようとしていたんだけど、クラッシュしてしまった」

 なおマルティンは午後のプラクティスでもターン2で転倒している。その結果予選はQ1からのスタートとなった。

 チームメイトのマルコ・ベッツェッキや、トラックハウスのラウル・フェルナンデスが好ペースでQ2直行を勝ち取っている中、マルティンはセッション全体を通じて苦しんでいた。

 ただそれはFP1のクラッシュの影響が残っていたわけではないと彼は主張している。

「大丈夫だよ」と、マルティンは語る。

「午前中になんともなかったのは幸運だった。かなり危険で恐ろしいクラッシュだったからね」

「でも午後の走行では問題なかったし、体調は大丈夫だ。最初のクラッシュの影響も感じなかったよ」

「(プラクティスでの)転倒の後は他の箇所に多少痛みはあるから、この後検査してくるよ」

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