マルティン、ショートカットへのペナルティに不満「アンフェアで無意味だった」
ホルヘ・マルティンはMotoGPアメリカズGPでショートカットに対するペナルティを受けているが、レースディレクションの裁定は不当なものだと憤りを示している。
Jorge Martin, Pramac Racing
Dorna
プラマックのホルヘ・マルティンは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されたMotoGP第15戦アメリカズGPで自身が受けたペナルティについて納得していない様子だ。
マルティンはレース終盤、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)と3位をかけて争っていた。その際彼はターン4への進入で十分に減速することができず、そのまま直進。ターン5をショートカットする形でコースへと復帰した。
このタイムロスも響き、マルティンは直後にバニャイヤによるオーバーテイクを許してしまい、4番手に後退。加えてショートカットに対してロングラップペナルティが科されることになり、さらにポジションを落とした5位でのフィニッシュとなった。
しかしマルティンはペナルティが科されたことに対して疑問を呈している。
MotoGPのルールでは、こうした状況が発生した場合、ライダーは1秒タイムを落とすか、アドバンテージを得たとしてロングラップペナルティを受ける事となっている。しかしマルティンはコースアウトによって既に0.8秒を失っており、ロングラップペナルティは不公平だと主張しているのだ。
「僕らは表彰台にかなり近づいていた」と、マルティンは言う。
「残念だったのは、シケインを飛ばしてしまったことだ。レース終盤にはタイヤはボロボロだったし、チャタリングにも悩まされていた。肉体的なコンディションの問題もあって、ペッコ(バニャイヤの愛称)にポジションを譲ってしまった」
「そもそも、真っ直ぐに進んでしまって既に時間を無駄にしているところに、更にペナルティを科すのは意味がない」
「僕がコーナーをカットしたときには、もうこれ以上減速できなかった」
「でも僕は単純に0.8秒を失っていた。(ルールでは)1秒遅くすることが必要だから、つまり僕は1周で0.2秒遅くする必要があっただけなのに、ロングラップをこなす必要があったんだ」
「裁定はアンフェアだ。というのも、僕がコーナーを意図的にカットしたわけではないからだ」
「ショートカットする以外に選択肢は無かった。それがアンフェアだと考える理由だ。でも、最近のレースディレクションはご立派だからね。僕らには何もできないよ」
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