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予選3番手マルティン、優勝争いは厳しいと認める「好結果を狙って、良い感じのまま休みに入りたい」

ホルヘ・マルティンはMotoGPオランダGP予選で3番手を確保。レースに向けては優勝争いはともかく、表彰台を争うことはできるだろうと考えている。

Jorge Martin, Pramac Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 プラマックのホルヘ・マルティンは、MotoGPオランダGPの予選で3番グリッドとフロントロウを確保。決勝では予選トップ2と戦うのは厳しいものの、表彰台を争うことができると考えている。

 マルティンは今回の予選では、2021年にマークされたレコードタイムを更新する、1分31秒708を記録。序盤からこのタイムを記録してことで、後半はさらなるタイム更新も期待された。

 しかし後半のアタックでマルティンはターン5で転倒を喫してしまい、アタックチャンスをふいに。結局マルティンの記録した新レコードをさらに超えるタイムを刻んだフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がポールポジションとなり、さらにファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が2番手に。マルティンは3番手からのスタートとなった。

「確かに最初のブレーキングでは、ちょっとだけマージンを残していたんだ」

 マルティンはそう予選を振り返った。

「もう少し、何かを見つけられると確信している。使っていたハードタイヤは新品ではなかったし、示したモノ以上のチカラがあると思っている」

「表彰台を争うことは可能だろうし、好結果を狙わないとね。良い感じのまま休みに入りたいものだ」

 なお予選時のアタックについて彼は、転倒がなければバニャイヤの1分31秒5に迫ることができたとも考えている。

「少なくとも、ペッコがもっと改善しないとすれば、彼に匹敵することはできると思っていた」

「それでも凄く速く走れているし、ポールポジションを争うことが出来て満足している。明日も戦うことができればいいね」

 ただマルティンは、優勝候補としてはバニャイヤとクアルタラロが抜け出ており、自身は3位争いになるだろうという冷静な評価も下している。

「ペッコとファビオがレースペース面のでとても強いのは間違い無い。3位争いに加われることを期待しているよ」

 なお彼は第9戦カタルニアGP終了後に右腕の手術を受けた。腕に”しびれ”が出ている問題に対する対処する必要があったためだ。現在は感染症を抑える薬を服用しているが、状態としては快方へ向っているという。

「良い感じだよ。このまま進んで行けると思う。薬は飲んでいるけど、これが最後になればと思っている。元気になって戻ってきたいね」

 
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