「バニャイヤに先着することが重要だった」マルティン2位もイギリスGPに悔いなし。バスティアニーニもライバル視
プラマックのホルヘ・マルティンはMotoGP第10戦イギリスGPでは2位となったが、今回は勝利よりもフランチェスコ・バニャイヤの前でフィニッシュすることを優先したと振り返った。
Jorge Martin, Pramac Racing
MotoGP第10戦イギリスGPの決勝レースでホルヘ・マルティン(プラマック)は2位フィニッシュ。優勝争いではエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)に敗れたが、結果には満足している様子だ。
マルティンは夏休み前の最後のレースとなった第9戦ドイツGPで転倒し、タイトル争いのライバルであるフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)にランキングで逆転を許してしまった。
しかしイギリスGPではスプリントレースでバニャイヤが転倒。マルティンは堅実に2位を確保し、1ポイント差で決勝を迎えていた。
そして決勝でマルティンはスプリントと同じようにバスティアニーニに敗れたが、ここでも2位を確保。バニャイヤが3位となったため、ランキングを再び逆転することができた。
「週末を通してフロントに自信が持てていなかったんだけど、今日は少し進歩があったと思う」
マルティンはレースについてそう語っている。
「まだ僕はベースセットアップで少し迷っているところがあるんだ。それで土曜から日曜にかけてしばしば変更を加えている。100%のフィーリングはなかったけど、ペッコ(バニャイヤのこと)の後ろにいた時は良い感触があった」
「ただ前に出たあとはバイクの減速で少し問題があって、エネアがプッシュしてきた時にもミスを犯してしまった」
イギリスGPで優勝は逃したマルティン。しかしバニャイヤの前でフィニッシュするという目標が重要だったと語る。
「ドイツの件はもう忘れたよ。でも、今回の結果(2位)よりも重要だったのはペッコをコース上で負かして、彼を追い抜くことだった」
「バスティアニーニが最後に勝つだろうとは思っていた。僕も自分の手札を切ろうとはしたけど、タイヤと燃料をマネジメントする必要があった。そして、今年もっとも複雑なマネジメントが要求されたレースのひとつだったんだ」
「トップに立った時は、ギャップを開こうとしたし、全力を尽くしていた。でも僕はエネアに抜かれてしまった。でも結局、あまりにも大きなリスクは犯したくなかった」
「彼(バスティアニーニ)にはもっと良い予選位置が必要なだけだったんだと思う。今日、彼は3番手スタートだったよね。彼が予選を改善することができれば、もっと前進してくると思う。僕は彼のこともチャンピオンシップ争いの相手に数えているよ」
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。