「ルーキーのように感じられる時がある」マルティン、アプリリアへの適応にはまだ時間が必要か? 長期欠場が尾を引く
ホルヘ・マルティンは2025年シーズンの大半を怪我で欠場したこともあり、シーズン終了後のバレンシアテスト時点ですら、「ルーキーのようにな気分」になることがあったと話す。
Jorge Martin, Aprilia Racing Team
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPは2025年シーズンが終了。ポストシーズンテストも終え、冬の休みに入った。しかしアプリリアのホルヘ・マルティンは、負傷欠場が続いたことの影響が残っている様子だ。
2024年にMotoGP王者に輝いたマルティンは今年、アプリリアに加入。新天地で王者がどんな走りをするかが注目された。
しかし開幕前から怪我が続き、更にカタールGPで復帰した際にもクラッシュして更に怪我を負った。夏休み直前にようやく復帰して少しずつマシンに慣れていったかと思いきや、日本GPで再びクラッシュによって怪我してしまい、復帰はシーズン最終戦……最終的に全22戦中8戦にしか参加できないという不完全燃焼な1年になってしまった。
2025年シーズン終了直後となる11月18日に行なわれたポストシーズンテストは、マルティンにとってタイムを気にせず走行に集中できる貴重な機会だった。しかしこのテストで計52周を走りこんでも、まだマルティンはアプリリアのマシンに馴染みきれていない様子だ。
「アプリリアのマシンで走れる機会が増えるのは良いことだ。自信をつけていけるからね。でも僕としては、まだこのバイクに乗っていてルーキーのように感じられる時があるんだ」
マルティンはそう語る。
「その理由には、カウルの変更や、いろいろなモノを理解していくのが難しいという部分がある。今回最大のステップはシャシーの変更だったけど、これは凄く良かったと思う」
「使い始めてすぐにコーナリングがより自然になったし、僕のスタイルに合うようになった。だからそこは良かった」
「カウルに関しては難しいね。(次のテストの)マレーシアで何を試すべきかを理解するためにも、まだミーティングが必要だ。今シーズンはかなり良いフィーリングで終えていることもあって、改善するのが凄く難しいからだ」
Jorge Martin, Aprilia Racing Team
Photo by: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images
さらにマルティンは、マシンのライディングポジションを含めるエルゴノミクス面で調整が必要だとも語る。通常なら、これは2025年のプレシーズンテストで完了するような作業であるが、それらを欠席し時間もなかったマルティンにとっては、今必要な作業となっているのだ。
「違う種類のタンクやフットペグを試したよ。ポジティブな所がそれぞれあったけど、ライディングスタイルに対して大きな混乱も生まれてしまったんだ。試す時間もかなり限られていたこともあって、標準仕様に戻した」
「でも(来年2月の)マレーシアテストでは、アプリリアでのライディングスタイルを改善する助けにするために、フットペグは変えるだろう。僕はコーナー脱出でまだ大きな問題を抱えているんだ。普通なら僕の強みの部分なんだけど、アプリリアでそのポテンシャルを引き出しきれていない。だからそこに集中していくつもりだ」
またマルティンはこのバレンシアテスト時点でも、日本GPで負った右鎖骨骨折から完全に回復したわけではなかった。日本GPからは7週間で復帰しているが、直面する課題は多いと彼は話す。
「まず回復する必要があるね。痛みを感じないようになることが一番大事だ」とマルティンは言う。
「走っているとき、まだ背中や肋骨、手や鎖骨と肩に痛みがあるんだ」
「こう言った状態で走るのは本当にきつい。予想を遥かに上回っていた」
「勝つためにはまだ0.5~0.6秒は必要だろう。だからバイクをさらに理解する必要があるし、僕自身が100%になったら、もっとリスクを冒して走ることもできるようになるよ」
「それに精神面でも、”クラッシュは避けないと”ってマージンを残していたからね」
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MotoGP2026バレンシアテスト
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