MotoGP Red Bull KTM Tech3 launch

MotoGP撤退はKTMの選択肢にない? 「2027年のマシンに既に取り組んでいる」と長期的なコミットを示唆

経営再建を目指しているKTMだが、彼らはMotoGPが新レギュレーションとなる2027年以降へ向けた取り組みを進めていると、長期的な参戦の意向を示した。

Rachit Thukral Vincent Lalanne-Sicaud

公開日時: 2025/01/31 7:45

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Enea Bastianini, Maverick Viñales, Red Bull KTM Tech3, bikes

 KTMはMotoGPが次世代ルールとなる2027年以降に向けたマシン開発に着手しているとして、長期的なMotoGPへの参戦意思を改めて示した。

 昨年、KTMは巨額の債務を抱えていることが発覚。現在は再建に向けた動きを進めている最中にある。債権者側からKTMに対しては、コスト削減のためにもMotoGPから撤退するよう圧力がかかっている。実際、以前公開された裁判所の文書には、具体的な日付はないものの撤退が計画されていると記されていた。

 2025年の参戦は確保されていると伝えられているものの、MotoGPは2027年にエンジンの850cc化を含むテクニカルレギュレーションの大きな変更を控えていて、かなりの資金を投じる必要がある。そのためKTMに、そのような余裕は無いのではないかと、将来を危ぶむ憶測も流れている。

 しかしKTM側は2027年以降もMotoGPに参戦し続ける意向を改めて示唆した。1月30日に2025年シーズンに向けた発表会を実施したKTMは、次世代レギュレーションへの取り組みに着手していると明らかにしたのだ。

「2027年シーズンはまだ初期の段階にある。というのもレギュレーションが(最近まで)まだ完全に固まっておらず、100%完了していないからだ」

 KTMのモータースポーツディレクターであるピット・ベイラーはそう語った。

KTM RC 16, Red Bull KTM Tech3

KTM RC 16, Red Bull KTM Tech3

Photo by: KTM Images

「現時点でバイクを製造することはできないが、我々のエンジニアはここで2027年のバイクへ取り組んでいる」

「もちろんハードウエアを内部で用意する時期ではない。そのため論理的なタイミングはまだ残っている」

「2月25日以降は、間違いなく状況が変化し、長期的な将来についてより明確になってくる」

「ハードウエアへの取り組みを始めるにはまだ十分時間がある。とはいえ、我々は既に2027年のバイクへの取り組みを進めている。これは計画の一部なんだ」

 KTMとその子会社2社の破産手続きにおける期日は2月25日となっており、その後認められた債権を持つ債権者が再建計画案について交渉する予定だ。

 この日以降、KTMの将来やMotoGPチームを含んだレース部門の将来に関する詳細が明らかになってくる見込みだ。

 ただベイラーはKTMがMotoGPから撤退する意向は無いと強調しており、長期的な参戦を続けると主張した。

「会社には将来へ向けた非常に強力なプランがあることを本当に保証できる。レースが1年か2年なのかという問題でもないんだ」

「レース部門も含めて、KTMはずっとここにいたいと思っている。それは確かだ」

 

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