KTM&テック3、2021年用カラーリングを公開。レッドブルカラーはファクトリーのみに
KTMとそのサテライトチームであるテック3は、2021年のMotoGPで使用する車両のカラーリングを発表した。
写真:: motosport.com
2017年からMotoGP最高峰クラスに参戦しているKTMは、2019年からテック3へのマシン供給もスタートし、2チーム体制3年目を迎える。彼らは2月12日に発表会を実施し、2021年シーズンを戦うニューマシンのカラーリングを公開した。
KTMにとって、2020年は躍進の1年となった。チェコGPではルーキーのブラッド・ビンダーがKTMにMotoGP初優勝をもたらすと、ミゲル・オリベイラはサテライトチームのテック3ながら2勝をマーク。コンストラクターズランキングでもKTMはホンダを上回った。
その結果、KTMは2021年のコンセッション(優遇措置)を失うこととなった。ただしメーカー間の合意により、KTMは開幕前に新たにエンジンを開発することが許可されている。
KTMファクトリーチームは、昨年勝利を挙げたビンダーとオリベイラのコンビで2021年シーズンに挑む。テック3にはイケル・レクオナが残留し、ドゥカティを離れたダニーロ・ペトルッチが新たに加入する。
KTMの代表であるピット・ベイラーは次のように語った。
「このプロジェクトはMotoGPクラスにおいてグランプリウィナーとなることを夢見てスタートしたんだ。グランプリで勝利したことを振り返るのは素晴らしいことだ」
「ただ、我々が既にタイトルコンテンダーとなっているとは言いたくない。そういったプレッシャーはまだパドックの他の人間にかかるべきだ」
「しかしグランプリで優勝するという夢が叶ったことは本当に嬉しいし、それは事実だ」
KTMファクトリーチームのカラーリングは濃紺とオレンジが基調となっているレッドブルカラーで、前年から大きな変化はない。しかしテック3は紺、シルバー、オレンジの配色から脱却し、オレンジメインのカラーリングとなっている。これはレッドブルがテック3のスポンサードから手を引いたためだ。
ベイラーはテック3のマシンカラーリングについて次のように話した。
「あのバイクを見ると笑顔になる。(オレンジのカラーリングは)KTMがMotoGPにやってきたということを明確に示すものだ」
「我々はあのバイクに満足しているし、誇りに思う。トップを目指すバイクというものはいつの日も素敵に見える。レースで見れる日が楽しみだ」
「これ(カラーリング)はKTMがMotoGPに参戦していることの象徴でもあるし、新たなデザインに我々は既にゾッコンだ」
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