KTM、2024年型RC16をお披露目。お馴染みのカラーリングとライダーラインアップ継続
KTMはMotoGPの新シーズンに向けたチーム体制発表会を実施。馴染あるカラーリングをまとった2024年型のRC16をお披露目した。
2月12日、KTMがMotoGPの2024年シーズンへ向けたチーム体制発表会を実施。2024年型のRC16をお披露目した。
既に2月6~8日にかけてプレシーズンテストがセパン・インターナショナル・サーキットで行なわれたMotoGP。そこでは新型RC16もテストされていたが、12日の発表会で改めてお披露目された格好だ。
なお2024年型とはいえ、マシンのカラーリングはKTMとしてお馴染みのオレンジと黒、そしてスポンサーのレッドブルのロゴが大きくあしらわれたモノでこれまでと大差はない。
またセパンテストで試されていたウイング付きのフロントフェンダーなども、今回の発表会では装備されていない。スタンダードな形となっている。そのためシーズン中にはテストの結果次第でまた違った形でマシンが登場することになる可能性がある。
なおKTMは2024年シーズンにライダーラインアップの変更はない。昨年2勝のブラッド・ビンダーと、ジャック・ミラーの組み合わせだ。
ビンダーは昨年、ドゥカティ陣営の3人に次ぐランキング4位を獲得し、KTMとしても2023年はコンストラクターズランキングでは2位を獲得。今シーズンはさらなる躍進が期待されている。
KTMの取締役であるヒューバート・トゥルンケンポルツは、2024年シーズンに向けて次のようにコメントを寄せた。
「昨年、コンストラクターズランキング2位でシーズンを終えたことは、確かに誇りに思えることなのは間違いない。しかし重要なことは、我々がライバルに対してしっかりと差を縮められたことだ」
Brad Binder, Red Bull KTM Factory Racing, Jack Miller, Red Bull KTM Factory Racing
Photo by: KTM Images
「オートバイの次に、我々が成し遂げた大きな進歩としてチーム構造があると思う。我々は既存のメンバーに優れた人材を加え、チームも非常に良くまとまっている」
「ファクトリーに適切な人材を配属し、サーキット側にも適切な人材を置くことが重要だ。そして両者のコミュニケーションも非常に大切で、我々はそこで大きく前進した」
「挑戦を始めたその日と同じくらい我々はMotoGPへコミットしている。タイトルを獲得するまで諦めないよ。それこそが、我々の欲しているモノであり、達成したいと思っていることだし、やがて達成するモノだからね」
MotoGPは2月19~20日にかけて、カタールで2度目のプレシーズンテストを実施。その後3月8日に同地で開幕を迎える予定だ。
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