MotoGP連覇に黄色信号。骨折で次戦まで欠場確定のマルク・マルケス、復帰時期を明言せず「休養が必要だ」
ここ数週間、自身の体調について含みを持たせていたマルク・マルケスが、フランスGPでの負傷を受けて状況を明らかにした。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
昨年6年ぶりのMotoGPチャンピオンとなったマルク・マルケス(ドゥカティ)は、今年苦しいシーズンの立ち上がりとなっていたが、フランスGPでさらに深刻な状況に陥った。スプリントでの転倒により右足の第5中足骨を骨折し、少なくとも次戦カタルニアGPまでは欠場することになったのだ。
さらにマルケスは、これまで明かしてこなかった自身の肩の状態についても語った。
マルケスは2025年のインドネシアGPで右肩を負傷。その状態について多くを語っていなかったが、ライバルたちは時折見せる速さとは裏腹に、彼本来のスムーズさや安定感が欠けていることに気づいていた。
そしてフランスでの転倒後にマルケスが明かしたところによると、最近では手術の際に肩に埋め込んだボルトが曲がってしまい、橈骨神経を圧迫することでライディングの不快感に繋がっていたという。カタルニアGP後に、このネジを除去する手術を受ける予定だ。
彼はMotoGP公式に対して、これまで肩の問題を公にしなかった理由について語り、休養の必要性を認めた。
「何も言わなかったのは、ライバルの前で不満を言いたくはなかったからだ」
「ガレージでできることをやり、自分自身にも言い聞かせてきた。でも身体に問題があれば、それはどうしようもない」
「僕には休養が必要だ。Q1で示したように、このバイクの乗り方は分かっているから速さは出せる。でも同時に、何が起きたのか分からないままミスをしてしまうこともある。神経に影響が出ると、腕が思い通りに動かないんだ」
彼の怪我の状況について、まずチーム側は足の骨折により2戦欠場の見込みと説明している。そして肩については、前述のボルトを取り除く軽い手術のみにとどまる予定だが、復帰時期についてマルケスは明言を避けている状況だ。
「肩と聞くと長いリハビリを想像するけど、今回はそうならないはずだ。肩を開いてボルトを全部取り除くが、回復期間は短いと言われている」
「ただ、復帰日を決めたくはない。カタルニアは確実に欠場するし、ムジェロについては様子を見る」
アプリリア勢が猛威を振るう中、現在トップと51ポイント差のランキング5番手につけるマルケスは連覇に向けてさらに厳しい状況に置かれることになる。マルケスの欠場が確実なレースでは最大62ポイントが獲得可能……タイトル獲得の可能性は潰えたのかという問いには、「タイトル争いができる状態ではないと前から言っている」と簡潔に答えた。
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