MotoGP、ピットインの『マルケス・ルール』を正式化。スペインGPで露見した”抜け穴”を塞ぐ
MotoGPはピットインに関するルールを一部変更。2026年スペインGPでマルク・マルケスが行なったようなピットイン事例の抜け穴を正式に塞いだ。
Marc Márquez, Ducati Team
写真:: MotoGP Sports Entertainment Group
MotoGPはピットイン時のルールを一部変更。2026年スペインGPで発生したマルク・マルケス(ドゥカティ)の物議を醸したピットレーン進入への対処を行なった。
今回のルール変更はマルク・マルケスが巧みにルールの抜け穴を突いたことへの対処だ。
第4戦スペインGPのスプリントレースは、雨による乗り換え有りのフラッグ・トゥ・フラッグとなっていた。マルケスはこのスプリントレースで雨が強まって来た際に、最終コーナーで転倒してしまった。すると彼はマシンを起こすとそのままレースに戻るのではなくコースを横切ってピットレーンに入って行き、ウエット用マシンに乗り換えることを選んだ。
この作戦は大成功で、マルケスはスプリントレースを勝利した。しかしピットインの際、ピットレーンのアウト側の白線を乗り越えていたことで、物議を醸した。ただレギュレーションでは『内側の実線ピットラインを越えてはならない』とだけ規定されていたため、ペナルティは発生しなかった。
ただMotoGP側もこの件を受けて、第5戦フランスGPに向けて新たな通達を実施。ピットレーンの進入では入口の2本の白線の内側を走行することが正しいピットインの方法だと規定した。
そして第8戦ハンガリーGPで開かれたグランプリ・コミッションの会合での承認を経て、この“マルケス・ルール”が正式にレギュレーションの文言に加わることになった。
「ピットレーン進入手順は、フランスGP前にレースディレクションが発行したプロトコルに沿って、正式に規則へ組み込まれた」
「すべての走行セッションおよびレースにおいて、ピットレーンへの進入および退出は、指定された進入・退出ポイントおよびルートのみが許可される」
「そのルートは破線の白線によって定義されており、ライダーはピットレーン進入路を使用し、指定された計測ポイントを通過しなければならない」
「いずれの場合も、各サーキット向けに発行されるレースコントロールの特別通達が適用され、そこで禁止される進入経路が定義される」
「破線の白線を横切らなかった場合、あるいはピットレーン進入路を最後まで使用しなかった場合、スチュワードは適切と判断したペナルティを科すことができる」
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