レクオナ、リンス代役でMotoGPイギリスGP出場へ。日程重複の鈴鹿8耐には長島哲太が参戦か?
右足を骨折してMotoGPを欠場中のアレックス・リンスは、サマーブレイク明けのイギリスGPでの復帰が間に合わず、イケル・レクオナがLCRホンダのバイクを駆ることになるようだ。
MotoGPイタリアGPのスプリントレースで転倒したことにより右足を骨折したアレックス・リンス(LCRホンダ)は、約1ヵ月のサマーブレイクを挟んだイギリスGPでのシーズン後半初戦での復帰が間に合わないようだ。
6月上旬に行なわれたイタリアGPで負傷したリンスは脛骨と腓骨の手術を2度受けており、回復が順調に進んだとしても、8月6日決勝のイギリスGPに復帰を間に合わせるのは難しいのではないかと見られていた。リンスの復帰は早くても8月中旬のオーストリアGPになるとの見込みだ。
リンスの代役は、ホンダのWSBK(スーパーバイク世界選手権)ライダーであり、今季すでに2度負傷したライダーの代役としてMotoGPに出場しているイケル・レクオナになると見られているが、彼は同週末に開催される鈴鹿8時間耐久ロードレースにTeam HRCから参戦する予定になっている。
昨年の鈴鹿8耐を高橋巧、長島哲太と共に制したレクオナ。しかし長島は今季序盤に負傷したため鈴鹿8耐のラインアップから外れており、代わりにチャビ・ビエルゲがラインアップに加わっていた。だが長島は十分に回復し、レースに出場できるコンディションにあるようだ。そのためレクオナをMotoGPに出場させ、長島が鈴鹿8耐を走るという組み合わせが可能となった。
motorsport.comの調べによると、レクオナの今季3度目となるMotoGP参戦は、ホンダがこの23歳のライダーを評価し続けるためだという。
リンスが2024年にヤマハに移籍する可能性が噂される中、ジョアン・ミルの代役として参戦したオランダGPでレクオナは、HRCのエンジニアリング・スタッフに好印象を与えたと伝えられており、LCRのライダー候補のひとりとなる可能性がある。
レクオナがWSBK(スーパーバイク世界選手権)においてホンダと結んでいる現行契約は2023年シーズン終了をもって終了する予定だったが、すでに2年間の契約延長が発表されている。しかし、2024年にどのチームのバイクに乗るかはまだ明らかになっていない。
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