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ロレンソ、ロッシ主催の耐久レースに招待受ける「リゾートはキャンセル。招かれて凄く嬉しい」

MotoGPレジェンドのホルヘ・ロレンソは、かつてのチームメイトであるバレンティーノ・ロッシから、彼の私設コースで行なわれる100kmレースへと招待されたと明かした。

Jorge Lorenzo, Yamaha Factory Racing

写真:: Dorna

 MotoGPで3度のチャンピオンに輝いたホルヘ・ロレンソ。彼はこの冬、かつてチームメイトとして激しく争い合ったバレンティーノ・ロッシから、私設コースでのレースに招待され、それに参加すると明かした。

 ロレンソとロッシといえば、ヤマハ時代前半に激しく対立していたことが知られている。しかしロッシがドゥカティからヤマハへ復帰して以降は関係性も変わり、互いを認め合う存在となってきた。

 ロレンソはロッシよりも一足早く、2019年限りでMotoGPを引退。ロッシも今年限りで引退することになった。

 EICMA(ミラノ国際モーターサイクルショー)にはそのロッシとロレンソが参加。その際にロレンソはロッシと多くの話をしたと言い、さらにロッシから毎年恒例となっている彼の私設コース”ランチ”での100km耐久ダートトラックレース「100 KM DEI CAMPIONI」に招待されたと明かした。

「再会できたことを彼も凄く嬉しく思ってくれていたみたいだ。ゲストとして観戦しに行ったレースでも、僕らは結構話をしたんだ。そして、彼からランチで行なわれる100km耐久レースに招待されたんだ」

 ロレンソはGPoneの取材に対して、そう答えている。

「本当に嬉しい招待だから参加するよ。あのコースで走る準備は以前したことがある。凄く楽しそうだよね」

「(ロッシとの)コース上での争いや色々な理由で、僕はあの素晴らしいコースを走ったことがないんだ。ダートトラックは大好きだし、彼が僕を招待してくれたのはとても嬉しいことだ」

「ノーなんて言えなかった。少し後にはリゾートへ出かける予定だったんだけど、ランチへ行くためにキャンセルしたんだ」

 ただロレンソがバイクを走らせるのは、久しぶりのことでもある。彼は2020年こそヤマハのテストライダーを務めていたが、新型コロナウイルスの影響もあってマシンを走らせる機会が少なかった上、2021年はテストライダーすら務めていない状況にあった。しかし本人としては、”競争力”についてはあまり期待していないという。

「ヤマハとの取り組みを終えてから、僕はミサノで1日R1(YZF-R1)で走ったことがあるくらいなんだ」

「今の僕のライダーとしてのレベル、特に(ダートの)ランチのような知らないコースではかなり低いだろう。だから他のライダーよりは遅くなるだろうと予想している」

「でもバレンティーノにとって最後の大きなバイクレースになるだろう。その特別な日を皆と楽しむことが、一番の目的だからね」

 
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