スタート時に”ピットリミッター”作動……ロレンソ「悪夢のようなレース」
ホルヘ・ロレンソによると、アルゼンチンGPのスタートで後方に沈んだ理由は、“ピットレーンリミッター”を作動させてしまったミスによるものだという。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第2戦アルゼンチンGPの予選を12番手で終えたホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)。しかし、彼はスタートでポジションを21番手まで落としてしまう。
最終的にロレンソは順位を挽回し、12位フィニッシュとなった。ただ、これはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)とフランコ・モルビデリ(SRTヤマハ)のクラッシュによって手に入れた順位だ。
ロレンソは、スタートで出遅れた理由を明らかにしただけでなく、彼が“悪夢”と称しているレース中、左ハンドルのグリップの不具合によってもライディングを妨げられていたと話している。
「ピットレーンリミッターを知らずに押してしまったんだ。スタート用のボタンを押そうとしていたんだけれどね」
「突然エンジン回転数が燃料切れのように低下して、僕は何が起こっているのか分からなかった。だけど、ピットレーンリミットが作動しているように見えて、マシンは進まなかった。それで周りに追い越されてしまって、カタールのようにポジションを下げてしまった」
「追い上げ始めた時になると、左ハンドルのグリップラバーが無くなっていたんだ。何もかもが悪い状態だった」
「ポジションを回復するのは、本当に難しいレースだった。Moto2クラスのレース後と、より暑いコンディションではトラックのグリップはかなり悪かった。まるで悪夢の様だったよ」
「この先にこうした奇妙な出来事や不運な出来事がまた起こらないように願っている」
ロレンソは、レプソル・ホンダライダーとしてのキャリアの厳しいスタートに対して、“言い訳”のように見えていることを認めている。
「ウォームアップセッションでは、いくつかマシンの改善に取り組んで、フィーリングはかなり良くなった。0.3秒は速くなったんだ」
「だが、レースの暑いコンディションと、普通ではない問題が起きていたせいで、そのポテンシャルを活かせなかった」
「周りから見れば、僕が言い訳を探しているように見えるだろう。だけど、信じられないような事が起こっていたんだ」
「ひとつだけ良かったのは、レースを完走できたことだ。カタールでは13位、アルゼンチンでは12位だ。とても悪いポジションではあるが、過去のことは忘れて、僕らは前を向く必要がある。そして遅かれ早かれ、より“ラッキー”になれると確信しているよ」
Jorge Lorenzo, problem with the handlebar
Photo by: Motogp.com
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