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「バイクの耐久試験には良いんじゃない?」ロレンソ、“職”奪ったクラッチローに追加口撃

ホルヘ・ロレンソは来シーズン自身の後任としてヤマハテストライダーとなるカル・クラッチローとの口論に更に燃料を投下。転倒の多いクラッチローは“バイクの耐久試験”には良いテスターとなるだろうと語った。

Jorge Lorenzo, Yamaha Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 2020年のMotoGPは既に最終戦を迎えており、今季限りで現役を引退するカル・クラッチロー(LCRホンダ)のその舌鋒が見られる機会も限られたものとなってきた。

 クラッチローは来年ヤマハでテストライダーとなることが決定済み。今年古巣のヤマハに戻ってきたホルヘ・ロレンソの後任となる。

 つまり新型コロナウイルスのパンデミックの影響も多々受け、ロレンソは今年わずか4日間しかYZR-M1を走らせないままにテストライダー職を追われることになってしまったのだ。そして、そのことがふたりの間の口論に繋がった。

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 ロレンソは250cc時代を含む5度の世界チャンピオンである自分をクラッチローと置き換えるヤマハの決定が「金を銅に替えるようなもの」とSNS上でコメント。クラッチローが反論する事態となった。

 クラッチローはロレンソが特別な才能を持ったライダーであるとは認めたものの、それが“優れたテストライダー”となることは意味していないと主張。「家で退屈しているんだろう」と皮肉っていた。

 そして、ロレンソはこうしたクラッチローのコメントに再び反応すると、「僕が優れたテストライダーでないと言うのは、まるで“地球は四角い”というようなものだよ」と語り、更に次のように続けた。

「ヤマハ、そしてドゥカティ時代に僕とボックスを共有したエンジニアとライダーたちは、僕がバイクの開発や、速くする手助けにおいていかに優れているかを知ってくれている」

「数字についてだけ話すなら、僕が両方のチームを去った後勝利数が減っているのが事実だ」

「カルについて言えば、彼は過去10年間でクラッシュは沢山、そして勝利は少ないライダーのひとりだ」

「彼は良いテストライダーになると思うよ……バイクがどれだけ頑丈かをテストするためのね」

 

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