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「リスクをとらせ、ミスを犯させろ!」唯一“勝った男”ロレンソの打倒マルケス術

マルク・マルケスがMotoGPクラスに参戦して以来、唯一タイトルを獲得した選手であるホルヘ・ロレンソ。現在ヤマハでテストライダーに就いているロレンソは、マルケスを破るために必要とされる要素について語った。

Jorge Lorenzo, Ducati Team

Gold and Goose / Motorsport Images

 2013年にマルク・マルケスがレプソル・ホンダからMotoGPクラスにデビューした時、それまでのヤマハが優位を示していた支配構造は大きく変わった。

 マルケスは参戦初年度でチャンピオンに輝くと、以来このカテゴリーを席巻。参戦7年で6度のタイトルを獲得するに至った。そして唯一マルケスの戴冠を阻んだライダーが、昨年限りで現役を退いたホルヘ・ロレンソだ。

 2015年にロレンソがチャンピオンとなって以来、王座から遠ざかっているヤマハ。そして今季からは、引退したロレンソをテストライダーとして起用し、打倒マルケスに向け力を入れている。

 マルケスは昨年、年間12勝を記録し、リタイアを除いた最低成績は2位と圧倒的な成績を残した。彼を倒すにはどうしたらいいのか、それをマルケスを倒し王座に就いた経験のあるロレンソが語った。

「一般的な話で言えば、彼よりも速く、そしてミスをしないようにしなければいけない」

 ロレンソはDAZNのインタビューにそう語った。

「フリー走行、そして何よりレースで(マルケスより)速くそしてミスもしなければ、最終的に追ってくるのはマルケスだ。そして彼はリスクをとる必要がある。今のように、他のライダーの方が遅く、マルケスがアドバンテージを手にしているなら、彼は簡単に休むことができる。ミスをしないよう、そしてチャンピオンシップをコントロールしてね」

 つまりロレンソはマルケスに余裕を与えないことこそが、チャンピオンシップで彼に勝つために重要なことだと指摘している。『選択をマルケスに迫り、ミスを誘発させること』がこれまでマルケスに敗れてきたファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)やマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)のすべき事だったと、ロレンソは言う。

「(マルケスに勝つためには)より速くそして良いマシンを手にし、自身のライディングを改善し、機械のようなメンタルであることが必要だ。2015年シーズンに起こったように、マルクは予選や1周だけなら爆発的に速かった。だけど僕らはサーキットでの完成度がより高く、そして速かったことで、レースでは先んじることができた」

「そしてそのことが彼にリスクをとることを迫り、そしてミスを犯すことを余儀なくさせ、チャンピオンシップで後退することになったんだ。それがクアルタラロや、ビニャーレスのすべきことだった」

「でも今ではマルクは少しずつミスを減らし、全てのレースで往々にして最速であり続けている。そのことが彼を負かすのを難しくしている」

 マルケスについては、その勝利にこだわる姿勢──例えば昨年のオーストリアGPでのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とのバトルや、イギリスGPでのアレックス・リンスとの優勝争い──が、弱点のひとつではないかと囁かれている。

 ただロレンソはこうした見方にはあまり同調していない。

「結局、判断しなくてはいけないのはマルケスがバトルに敗れたのか、それとも勝つのは不可能なレースで勝つことを試みていたのかだ。こういう見方もある」

「マルクが最速ではなく、しかし依然として勝ちに行こうとする時があった。去年でいう(オーストリアでの)ドヴィツィオーゾとの対決の際、彼はタイヤに問題を抱えていた。でも彼はドヴィツィオーゾを最後まで倒そうと試みた。それは無理だったわけだけど、彼は試したんだ」

「他が2位を受け入れるだろうときでも、彼は常に最後までトライするんだ」

 

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