ロッシのサテライト移籍、元僚友のロレンソは「想像もしていなかった」
バレンティーノ・ロッシは2021年にヤマハファクトリーからサテライトチームのペトロナスSRTへと移籍するが、過去にチームメイトだったホルヘ・ロレンソはこの移籍は想像もできなかったと驚きを隠さない。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP2021年シーズンでは、バレンティーノ・ロッシが計15シーズンに渡ったヤマハファクトリーチームでの戦いを終え、サテライトチームへと移籍する。元チームメイトのホルヘ・ロレンソは、ロッシがファクトリーチームを去る事態は想像もしていなかったという。
ロッシのヤマハファクトリーチーム離脱が決定されたのは、昨年1月。ヤマハは気鋭のライダーとして頭角を現していたファビオ・クアルタラロを2021年に昇格させる決断を下した。
そして昨シーズン後半に、ロッシはペトロナス・ヤマハSRTとの契約を発表。ファクトリーサポートを得て、2021年をサテライトチームから戦うことになった。ロッシがサテライトチームに所属するのは、実に19年ぶりのことだ。
特にヤマハでは2004〜2010年、そして2013〜2020年と計15シーズンを戦ってきただけに、ヤマハファクトリー離脱というニュースは大きな衝撃をもって迎えられた。
過去にヤマハでチームメイトだったホルヘ・ロレンソも、ロッシをファクトリーチームから外すというヤマハの決断には「驚かされた」と認めている。
「ヤマハのロッシをペトロナスSRTのようなサテライトチームに入れるという決定には驚かされたよ。想像もしていなかったことだ」
ロレンソはSky Italiaに対しそう語った。
「ただ同時に僕は彼にとってはあまり変わりないんじゃないかとも思う。彼なら上手くやるだろう」
「クアルタラロ、そして(フランコ)モルビデリによって素晴らしい結果がもたらされてきた。あのバイクは競争力があるし、ヤマハは最終的には他の皆のように、将来を見据えなければならないんだ」
「僕がキャリアをスタートさせた2008年に関しては、彼らはバレンティーノが去った場合に備えたプランBを用意しておく必要があったから、僕のような若手を選んだんだ」
「未来は若い子に来るものだ。だからクアルタラロを選んだことは論理的なものだと思うよ」
2019年に現役を引退したロレンソだが、彼は昨年限りでヤマハとのテストライダー契約が終了。2021年にもMotoGPに関わっていくのかはまだ明らかになっていない。
昨シーズン中には2021年にアプリリアのテストライダーに就くと見られていた時期もあったが、その件に関しては沈黙が続いている。
ロレンソは自身の将来についてTVコメンテーターやライダーマネージャーなどになる可能性があると語っている。
「将来についてはMotoGPでレースをするよりはストレスが少なく、でもエキサイティングなたくさんのアイデアがある」
「例えばテレビのコメンテーターになることも考えられるし、僕の経験を生かして若手ライダーのマネージャーになることも可能性として否定しないよ」
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