ロレンソ、ヤマハの最新型に乗らなかった理由は“マシン不足”?
MotoGPセパンテストにヤマハのテストライダーとして参加したホルヘ・ロレンソ。彼は2020年型のYZR-M1での走行はせず、2019年型のみを使用したが、それにはヤマハ側の事情があったようだ。
2020年、ホルヘ・ロレンソは過去9年間在籍したヤマハに戻り、テストライダーの任に就いた。2月初旬に行なわれたシェイクダウンでは早速ヤマハのガレージに現れ、YZR-M1での走行に入った。
続く2月7〜9日にセパン・サーキットで開催されたオフィシャルテストにもロレンソは参加し、3日目に再びマシンに跨った。
ただロレンソは2020年型のマシンに乗ることはなく、2019年型にのみ搭乗。最終的に46周を走行し、1分59秒697というベストタイムをマークしている。
ロレンソによると、ヤマハは物流の問題によってロレンソの分まで2020年型マシンを用意することができなかったのだという。彼は新型マシンのフィーリングを確かめることができなかった点は残念だと話した。
「いくつかの理由があって、ヤマハは僕に新型マシンを試させなかった。僕の意見を出せたら興味深かったと思うんだけどね。この2日間で、取り組むべきふたつの弱点を見つけた。馬力とスピードだ」
ロレンソはそう説明する。
「フィーリングは(シェイクダウンでマシンに乗った)初日にも感じたように良い。それが幸か不幸かは見方次第だけど、マシンは(過去のヤマハと)あまり変わっていない」
「ヤマハのバイクは依然として競争力があるし、スムーズな(乗り方の)ライダーなら、特に乗りやすいだろう」
2019年、レプソル・ホンダ時代にロレンソは怪我に泣かされ、胸椎の骨折という大きな怪我も負っていた。今は回復しているロレンソだが、100%の状態に戻すにはもう少しトレーニングする必要があると彼は話した。
「タイムアタックは行なう機会がなかったんだ。(負傷した)背中はバイクに乗るには申し分ない。ただ、心肺機能をもう少し準備しておく必要があるね」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments