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3位モルビデリ、“魔法の調整”が最後のひと押しに。「型落ちでの表彰台は素晴らしい」と喜ぶ

MotoGP第4戦スペインGPで3位表彰台を獲得したフランコ・モルビデリは、彼はクルーチーフの“魔法の修正”のおかげでこの結果を得られたと語っている。

Franco Morbidelli, Petronas Yamaha SRT

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリは、MotoGP第4戦スペインGPの決勝レースで3位表彰台を獲得。その裏にはクルーチーフによって施された“魔法の”セッティングの存在があった。

 モルビデリは予選で2番手と好位置からレースをスタート。しかし序盤はペースで苦戦し、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とジャック・ミラー(ドゥカティ)の先行を許していた。

 レース中盤にクアルタラロが腕上がりの症状に悩まされて後退すると、モルビデリは表彰台圏内に浮上。フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)に次ぐ3位でフィニッシュした。

 モルビデリは決勝日朝のウォームアップで、クルーチーフのラモン・フォルカダが施した“魔法の”調整が功を奏し、レースではよりアグレッシブに走ることができたと語っている。

「信じられないレースだった」と、モルビデリは言う。

「レース中はずっとハードにプッシュしていて、休む暇もなかった。だいたいのブレーキングゾーンでは大丈夫かと思いながら走っていたんだ」

「でもその頑張りも、最終的に表彰台を得て報わた。チームは素晴らしい仕事をしてくれた」

「ラモンは朝、最後に魔法みたいな修正をしてくれて、それでフィーリングが良くなってきて、本当にアグレッシブに走ることができた」

「結果にはとても満足してるし、嬉しい。僕らはウォームアップセッションでグリップを高めることができて、それがこの結果をもたらしてくれた」

「レースではグリップ不足を感じてきたけど、今回はそうした修正のおかげで、フィーリングが良くなっていたんだ」

 モルビデリは今シーズンも、他のヤマハ勢とは異なり最新型ではなく2019年型がベースの“Aスペック”と呼ばれるマシンを使用している。彼はこの状況への不満を隠していないが、型落ちのマシンで表彰台を獲得したことは素晴らしい結果だと自画自賛した。

「僕らのマシンで表彰台に登るのは素晴らしい」

「チャンピオンシップは年々厳しくなっているのは間違いない。去年と同じ様なポジションを手にするのにも、ステップアップする必要があるんだ」

「そのために、僕らは快適な領域から外れて、多くのリスクを冒すことでそれを実現していると思う。でもポルティマオでそれが実を結び、報われた。この瞬間をとても楽しんでいるよ」

 

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