マルケス「予選の転倒でレースを破壊してしまった」9番手から追い上げも表彰台届かず
グレシーニのマルク・マルケスは、MotoGPサンマリノGPの予選で転倒したことでスプリントレースを“破壊”してしまったと振り返った。
MotoGPサンマリノGPのスプリントレースについてマルク・マルケス(グレシーニ)は、予選の転倒でレースを破壊してしまったと振り返っている。
マルケスは前戦アラゴンGPで圧倒的な速さを示し、ドゥカティ陣営移籍後の初優勝を達成。勢いをつけてサンマリノGPへと乗り込んだ。
サンマリノGPでマルケスは再び良いフィーリングを見つけられていると語り、表彰台争いが可能という見方を示していた。しかし予選Q2で転倒してしまったことで9番グリッドに沈み、スプリントレースでは追い上げたものの5位が精一杯だった。
マルケスはスプリントレース後に、予選転倒が大きく影響を及ぼす結果となってしまったと嘆いた。
「Q2(の失敗で)自分自身にペナルティを与えてしまった……というか今週末を破壊してしまった」
マルケスはそう語る。
「(ターン15でのミスがなければ)2列目には並べるはずだったんだ」
「あの転倒のせいで僕はスプリントレースと決勝の両方でチャンスを妥協することになった」
マルケスは予選の転倒について、新品タイヤよりもユーズドタイヤでの走行を重ねていたことも要因のひとつだと考えている。
「(予選前の)FP2では周回をけっこう重ねたタイヤでずっと走っていたんだ。(転倒したラップは)ターン14をかなり速く抜けて、ターン15には8km/h速く突入していた」
「ライン自体は適切で、アクセルの開き具合も同じだった。でもスピードがもっと出ていて、よりバンクさせていたことでフロントを失ってしまった。このコースだとここが僕の一番得意なコーナーのひとつで、フィーリングが良いとより攻められるんだ。だけどそうすべき瞬間じゃなかった」
「予選のあのアタックでは、上位を目指せる2列目までを狙っていた。KTM勢に挟まれた3列目では、何もかもが難しくなるんだ。彼らはブレーキングで深くまでいけるし、5~6周の間すごく強力な加速があるからね。その後ペースを落として、多くの時間をロスさせられてしまうんだ」
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