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スプリント優勝のマルク・マルケス「もし、路面の”穴”がレーシングライン上にあったら、レースができなかった」

MotoGPライダーたちは、ブラジルGPスプリントの後、サーキットの路面損傷による混乱について振り返った。

Officials repair a sinkhole on the start-finish straight.

 ドゥカティのマルク・マルケスは、ブラジルGPで発生した路面の”穴”がレーシングラインにまで及ばなかったことはMotoGPにとって幸運だったと述べ、そうでなければスプリントを実施できなかったと語った。

 ゴイアニアのアウトドローモ・インテルナシオナル・アイルトン・セナで開催されているブラジルGP。ゴイアニアでのグランプリ開催は1989年以来となる。

 MotoGPの予選後に、ホームストレート上に穴が発見されたことで、土曜午後のスケジュールは大幅に変更された。当初は小さかった穴は急速に拡大し、アスファルトが沈み始めたことで、作業員による修復作業が直ちに開始され、問題のあった箇所は大きく切り開かれた。

 最終的にMotoGPのスプリントは予定より80分遅れで実施。その後にMoto3クラスの予選が行なわれ、Moto2クラス予選は日曜朝に延期された。

 懸念は残っていたものの、スプリントは問題なく実施された。15周のレース中、ライダーたちが容易に修復箇所を避けて走行できたことは不幸中の幸いだった。

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 スプリントを制したマルケスは、もし穴がレーシングライン上にあった場合、事態はより深刻になっていた可能性があるとMotoGP側も認めていると語った。

「あのコンディションのままでいてくれるよう祈っていた。あの穴はラインの外にあったから、レースができたんだ」

 そうマルケスはTNTスポーツに語った。

「確かに彼らは素晴らしい仕事をしたけど、あの穴がレーシングラインにかからないように祈っていた。もしそうなっていたら、不可能だったからね」

 彼は、さらにスプリント後のメディア対応で次のように付け加えた。

「こういうことは新しいサーキットでは起こり得る。このサーキットは1年、実際には10ヵ月で作られたけど、とても良い仕事をしたと思う」

 マルケスは、度重なるディレイの判断に一時はいら立ちを感じたことも認めている。

「確かに、判断の仕方に少しイライラした瞬間はあった。ライダーにとって、準備して、リラックスして、また準備して、気持ちを高めて、また落ち着いて……それを3回繰り返すのは簡単じゃないからね」

「僕たちにはルーティンがあって、特定のウォームアップ方法がある。そこは今後改善すべき点の一つだと思う。とはいえ、今回の状況は特別なケースだったし、結果的にはこのラウンドを可能な限り最善の形で成立させることができた」

Marc Marquez, Ducati Team

Marc Marquez, Ducati Team

Photo by: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images

 スプリントを9位で終えたペドロ・アコスタ(KTM)は、そもそもレースが実施できたこと自体に驚いたと語った。

「正直、1時間以上遅れてでもスプリントを実施できたのは大したものだと思う。本当にレースができたというだけでもすごいことだ」

「サーキットに穴が開くなんて見たこともないし、ましてやMotoGPでなんて。僕から見て、ちょっと度が過ぎていたよ」

 一方でアプリリアのホルヘ・マルティンは、問題を比較的軽視しており、MotoGPライダーであればメインストレート上の穴を避けるのは難しくないと述べた。

「1時間半以上も待たされた後に集中力を保つのは簡単じゃない。でも自分は同じルーティンをもう一度やっただけだ」

「問題は解決されたし、正直自分はそれを見てもいない。ラインの外にあったと思う。レーシングライン上じゃないなら、穴があってもレースはできる。MotoGPライダーなら対処できるよ」

 プラマックのジャック・ミラーも、その穴はレーシングラインからかなり離れており、踏んでしまう可能性は極めて低かったと語った。

「もしあそこを通るようなら、かなり大きなミスをしているってことだよ。彼らはできることをやって、僕たちを再び走らせてくれた。それで十分さ」

「言うまでもなく、アスファルトの下の基盤に問題があったんだろうね」

 レースウィークを前に、豪雨に見舞われたゴイアニア。今回の”穴”もそれと関連性があるかもしれないが、問題なく日曜日の走行が終わることを願うばかりだ。

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