仕事人マルケス、驚きのポールポジションとさすがのスプリント3位「バイクに文句を言ってもしょうがない!」
MotoGP開幕戦のスプリントで3位となったマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、今季のマシンについて文句を言っていても何も得られないと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP開幕戦ポルトガルGPのスプリントで3位を獲得したレプソル・ホンダのマルク・マルケスは、2023年型のバイクに不満を言い続けていても「何も得られない」とし、今のパッケージを機能させることが自分の仕事だと語った。
マルケスは、ポルトガルGPを前に今のホンダはタイトル争いに加われる状態ではないとコメントしていたが、予選ではエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)のスリップストリームも活用する全力アタックで驚きのポールポジションを獲得した。
今季から導入された初のスプリントでは、途中ポジションを落としながらもジャック・ミラー(KTM)やミゲル・オリベイラ(RNF)のミスを見逃さず、3位フィニッシュを果たした。
他のホンダ勢で最上位はアレックス・リンス(LCRホンダ)の13位だったことを考えれば、マシンのパフォーマンスを上回る走りを見せたのではないかと問われ、マルケスは次のように答えた。
「僕たちが今持っているものを使って、ホンダやチームと一緒に取り組む必要がある」
「文句を言っていても何も得られないんだ」
「他のホンダのライダーが今日どこでゴールしたかは知らないけど、僕にはあのバイク、あのパッケージがある。道を見つける必要があるんだ。時にはそれが(予選のように)最高の方法、上品な方法ではないこともある」
「でもこれは競争であり、僕は生き残ろうとしている。どんな時も生き残ってベストを探そうとするんだ」
マルケスは、チームがライディングのヒントを与えてくれたことを明かし、それが金曜日から土曜日にかけての改善に役立ったと感じているという。
「もちろん、それを言うつもりはないよ。他のライダーへのアドバイスになってしまうからね」
「チームがライディングスタイルのヒントを与えてくれたことにはとても感謝している。何度も優勝しているライダーにヒントを与えるのは簡単なことではないと理解している。しかし、時にはそれが僕の助けになり、時にはそれを受け入れなければならないこともある」
「それを聞き入れるのが難しい時もあるけど、受け入れる必要があるんだ。今朝(のプラクティス)は一人で走っていて、アドバイスに集中してライディングスタイルを改善しようとしていたんだ。そしてそれができた」
マルケスのポールポジションは大きな話題となり、SNSでも盛り上がった。彼は同郷のフェルナンド・アロンソがF1で連続表彰台を獲得したことを例に、盛り上がったことを喜んだ。
スプリントの表彰台とポールポジション、どちらが嬉しいかという質問に対し、「僕にとっては、どちらも嬉しいけどそのふたつは違うんだ」と彼は答えた。
「ポールポジションは、F1におけるフェルナンド・アロンソのように、いい盛り上がりになったと思う」
「これはチャンピオンシップにとって良いことだと思う。また、スプリントレースでは、まさか表彰台に上がれるとは思っていなかった」
「テストではかなり離されていたけど、レースではどうなるか分からない。レースではさらにプレッシャーがかかるものだけど、今はどんなミスも許されないという感覚を保ちたい。僕はその感覚が大好きなんだ」
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