マルケス、得意のアメリカズGPでの苦戦に「パフォーマンスが足りていないのは、バイクじゃなくて自分自身」
ドゥカティのマルク・マルケスは、ドゥカティよりも自分自身のパフォーマンスを上げなくてはならないと語った。
Marc Marquez, Ducati Team
写真:: Icon Sportswire via Getty Images
ドゥカティのマルク・マルケスは、MotoGPアメリカズGPでの5位という精彩を欠いた結果は、バイクの性能不足ではなく、自身の力不足によるものだと考えている。
昨シーズン終盤に負った肩の怪我からまだ回復途上にあるマルケスは、これまで自身の庭だったオースティンで苦しい週末を過ごした。
FP1で高速クラッシュを喫したマルケスは、予選で6番手に甘んじた。スプリントでは、スタートで一気に3番手に浮上するも、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)を巻き添えにする転倒を喫した。
この転倒により、決勝でのロングラップペナルティを科されたため、アメリカズGPでの7勝目をマークする可能性は既に低くなっていた 。
決勝レース序盤はジャンアントニオやホンダのジョアン・ミルと4~6番手を争い時間を使ってしまったマルケスは、ペナルティでトップ10圏外に。そこから失った順位をいくつかリカバリーしたものの、上位陣に迫ることはできなかった。
5位でレースを終えたマルケスは、ペナルティがなければ優勝を狙えたのではないかという考えを否定した。
「表彰台はそうだね、表彰台を争うことはできただろう。でも優勝は無理だ」
「昨日のミスの代償を払うことになったし、これが今のMotoGPで起きることだ。でも自分たちは最大限のことはやった」
Marc Marquez, Ducati Team
Photo by: Gold and Goose Photography / LAT Images / via Getty Images
マルコ・ベッツェッキが開幕3連勝し、2戦連続のワンツーフィニッシュを決めたアプリリアは、今や完全に打倒すべきベンチマークとなっている。昨年まで覇権を握っていたドゥカティは、アメリカズGPで表彰台に上がれなかった。
ドゥカティが明らかに失速しているようにも見えるが、マルケスはシーズン序盤の不調について全面的に自らの責任だと認め、特に序盤ラップのペースに苦しんでいることを明かした。
「足りていないのは自分であって、バイクじゃない」と彼は語る。
「タイヤが新品の序盤ラップでは、バイクがよりアグレッシブになってしまって、今の自分には乗りこなせない」
「レース序盤は苦しかったけど、終盤にかけてはいつも通りどんどん良くなっていった。これから3週間(インターバルが)あるので、序盤ラップを改善するために取り組む」
カタールGPの延期によりスケジュールには予想外の空白が生まれ、次戦ヘレス(4月25〜26日)まで間が空くことになった。スペインGPの後には公式のインシーズンテストも予定されており、ライダーとメーカーにとってはマシン開発を進める貴重な走行機会となる。
マルケスは、現時点ではバイクで違いを生み出すことができないと感じており、優勝争い復帰のためにはドゥカティではなく「自分自身」が最も改善すべきだと考えている。
「ヘレスはまた違ったタイプのサーキットだけど、結局のところ速いときはどこでも速いものだ。そこで一歩前進したいし、特にバイク以上に自分自身が進歩したい」
「序盤ラップをどう改善するかをしっかり理解する必要がある。今はバイクの上でしっくり来ていない。自然じゃないライディングポジションに慣れてしまって、ただ乗っているだけの状態なんだ」
「スピード自体はまだある。でも決定的な違いを生み出せていない」
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