マルク・マルケス、怪我の影響未だ引かず「ライディングを楽しめていない……」
レプソル・ホンダのマルク・マルケスは2020年の右腕骨折から復帰したものの、その怪我の影響によってMotoGPでのライディングを楽しめていないと認めた。
Marc Marquez, Repsol Honda Team
Gold and Goose / Motorsport Images
2020年7月に右腕骨折の怪我を負ったレプソル・ホンダのマルク・マルケス。彼は2021年シーズン序盤に復帰を果たしたが、今も怪我の影響が残っていることもあり、ライディングを楽しめていないと語った。
骨折したマルケスは計3回の手術を経て、今シーズン第3戦ポルトガルGPからレースへと復帰。第8戦ドイツGPでは復帰後初優勝を果たし、第13戦アラゴンGPで2位を獲得。ホンダ勢ではランキングトップとなっている。
しかしこうした結果は、マルケスにとって怪我の影響が薄くなる反時計回りのサーキットでしか得られていない。彼は復帰こそ果たしたものの、今でも肉体的な影響が残っており、以前のような走りができていないということは彼も認めている
第14戦サンマリノGPを前に話を訊くと、彼は現在の状況ではライディングを楽しめていないと認めた。
「もちろん今、僕はレースをしているし、競おうとしている。自分自身の水準を上げようとしているんだ。でも、楽しめてはいない」
マルケスはそう語った。
「今のところ、数周や、いくつかのコーナーなら楽しめるというのは確かだ。だけど痛みがある時にはそれも楽しめない」
「今、僕は楽しめる瞬間も出始めているところだ。目標はそれをもっと増やしていくことだね」
「バイクに乗るのを楽しめるようになった時が、僕がもっと競争力を出せる時だろう」
なおマルケスは状態の心配される右腕について、オフシーズン中に4回目の手術を受ける可能性を否定している。そして彼はレース後に腕の回復のため、3日ほど休みをとってからトレーニングへ戻ることになっているのだと説明した。
「今のところの計画は、残るレースでどう改善するかを理解していこう、というものになっている。特にオースティン(アメリカズGP)の後は2週間のオフがあるから、地元で改善できるかを少しずつ試したい」
「今はサーキットから戻ると、3日間の休みを取る必要がある。これは長いし、そうしないと痛みも出てしまう」
「それから2日か3日トレーニングをする。それでもう次のサーキットへ飛ぶ準備だ」
「つまり以前のようなやり方ではなくなっている」
「まだ僕らには計画がある。でも今はとにかくやってみようとしている。やってみようとすることが計画で、それから理解していくことになるだろう。プランAは僕自身への取り組みなんだ」
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