MotoGP イギリスGP
マルク・マルケス、タイトル争い”本命”のプレッシャーなし「僕がもう一回タイトルを獲っても何も変わらない。ライバルは違う」
マルク・マルケスは、2026年のMotoGPタイトル争いにおいて、ライバルたちのほうが自分よりも大きなものを賭けていると語った。
Rachit Thukral Oriol Puigdemont
公開日時: 2026/08/07 3:17
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Marc Marquez, Ducati Team
写真:: Gold and Goose Photography / Getty Images
ドゥカティのマルク・マルケスは、一度は脱落しかけたMotoGPのタイトル争いに再び加わったにもかかわらず、特別なプレッシャーは感じていないと述べ、もう一度チャンピオンを獲得したとしても自分の人生は変わらないだろうと断言した。
今シーズン序盤、マルケスは手術のため2レースを欠場するなど、身体面での制約を受けたものの、直近4戦で3勝をマークし、文句なしのタイトルコンテンダーとなっている。
マルケスはポイントリーダーのホルヘ・マルティン(アプリリア)とわずか18ポイント差のランキング3番手で夏休み明けのイギリスGPに臨むことになる。
今季序盤に強さを見せていたアプリリア勢が直近のレースでは苦戦するなど、ライバルが安定した結果を残せずにいる中、多くの人がマルケスがタイトル争いの最有力候補だと見なしている。
もしマルケスが戴冠すれば、最高峰クラスでのタイトル獲得回数は8回に。125ccクラスから数えて10度目の世界選手権タイトル獲得となり、バレンティーノ・ロッシの記録を1回上回ることになる。
33歳のマルケスは、すでに2020年のヘレスで負った負傷から復活し、昨年日本でタイトルを獲得していることもあって、キャリアにもう一つタイトルを加えること自体の重要性を軽く見ている。
そしてマルケスはタイトル争いの終盤で、まだMotoGPの最高峰クラスでタイトルを獲得していないライバルたちのほうが、より大きなものを懸けて戦うことになると見ている。現在ランキング2番手の小椋藍(トラックハウス)、同4番手マルコ・ベッツェッキ(アプリリア)、同5番手ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(VR46)らがランキング上位で最高峰クラスでの戴冠経験がないライダーとなる。
タイトル争いの上位陣で、MotoGPで実際にタイトル争いを経験し、チャンピオンになったことがあるのはマルケスとマルティンだけだ。
「5人のライダーが24ポイント以内にいる。ここからはゼロからのスタートだ。24ポイントなんて、たいした差じゃない」
マルケスは、イギリスGPを前にそう語った。
「もちろん、アドバンテージは持っているほうがいい。僕にはないけどね。でも確かに、5人のライダーがタイトルを争っている。だから最後までベストを尽くして、いい状態を維持するための最善の方法を見つけていく」
「そして、そのグループの中には、MotoGPで初めて世界タイトルを争っているライダーが3人いる」
「もし世界チャンピオンになれば、彼らの今後の人生は変わる。僕の人生は変わらない。もう一つタイトルを獲っても、獲らなくてもね。でも彼らにとっては違う。だから、彼らはものすごい強さで攻めてくるだろう。そういう意味でも、僕たちは十分に注意しなければならない。彼らは全力でプッシュしてくるからね」
マルケスは、タイトル争いが混戦になったことで訪れた「セカンドチャンス」を生かしたいと考えている一方、自分が”本命”と見られることへのプレッシャーは感じていないという。
「彼らに聞けば、『タイトルを一番多く獲っている人が本命だ』と言うだろう。だって、タイトル争いの本命というプレッシャーを背負わないほうが楽だからね。でも正直、僕はプレッシャーを感じていない。僕の野心は変わらないから」
「やるべきことはやる。でも、もう一つタイトルを獲るかどうかで僕のこれからの人生が変わるわけじゃない。彼らにとっては変わる可能性がある」
「だから、彼らはプッシュしてくる。みんなすごくいいライダーだし、僕たちは彼らと戦っていく」
「彼らが僕にセカンドチャンスをくれたんだ。僕は完全に終わっていた。もしリーダーが100ポイント差をつけていて、そこから普通に走っていたら、僕には追いつけなかった」
「このチャンスを生かしたい。最後まで戦い続けるつもりだ」
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