マルク・マルケス、苦戦の責任負う「バイクには優勝争いをするだけの力がある。あとは僕が改善策を見つける番」
ドゥカティのマルク・マルケスは、今の苦境から脱出する上で、状況を変えられるのは自分自身だけだと語った。
Marc Marquez, Ducati Team
写真:: Mirco Lazzari GP / Getty Images
ドゥカティのマルク・マルケスは、2026年のMotoGPタイトル争いに必要な安定性がまだ欠けているとしながらも、今シーズンを好転させることができるという自信は失っていないと断言した。
昨年の王者であるマルク・マルケスだが、今季はまだ決勝レースの表彰台に上がれていない。前戦スペインGPではポールポジションを獲得し、スプリントを制したものの、決勝では転倒リタイア。決勝での最高成績はブラジルGPの4位止まりとなっている。
出遅れの一因は、昨年10月のインドネシアGPで負った怪我の後遺症だったが、スペインGPを前に体調は万全だと宣言。それでもドライコンディションではペースが上がらず、弟のアレックス・マルケス(グレシーニ)に首位を奪われた後、2周目にクラッシュしてリタイアとなった。
マルク・マルケスは、常にトップ争いに加わるための解決策を見つける必要があると語った。
「もっとひどい状況から抜け出したこともある」
2020年のスペインGPでの大クラッシュをきっかけに長い苦境を経験したマルク・マルケスは、フランスGPを前にした木曜日にそう語った。
「とはいえチャンピオンシップを争うためには、いくつか修正しなければならない点がある。スピードは証明できたが、安定性に欠けている」
「結果を見ると、スピードはあるが、安定性がない。だからこそ、そこを修正するか、なぜこの安定性が欠けているのかを理解する必要がある。昨年は、あらゆるコンディション、あらゆるコースにおいて、安定性こそが僕たちの強みだったからね」
「今年は例年よりもずっと不安定だ。少しずつ解決していくつもりだが、現状、特に日曜日の結果を見る限り、タイトル獲得を考えられないのは事実だ」
Marc Marquez, Ducati Team, Alex Marquez, Gresini Racing
Photo by: Jorge Guerrero / AFP via Getty Images
シーズン序盤、圧倒的な強さを見せているのはドゥカティではなくアプリリアだ。マルコ・ベッツェッキが開幕3戦の決勝を制した。ドゥカティは昨年までよりも弱い立場にいるようで、シーズン初優勝は第4戦スペインGPのアレックス・マルケスだった。
ドゥカティの競争力低下がマルク・マルケスのチャンスに直接的に影響していると言える。一方で、ドゥカティ陣営内の成績を見てもマルク・マルケスは万全とは言い難い。
陣営トップはVR46のファビオ・ディ・ジャンアントニオで開幕から4戦で71ポイント獲得。陣営2番手のマルク・マルケスは57ポイントで、アレックス・マルケスと3ポイント差となっているのだ。
マルク・マルケスは、ドゥカティに責任を押し付けず、自身のパフォーマンス向上は自分の責任だと主張した。
「問題の原因をバイクのせいにするつもりは全くないし、チームもライダーだけのせいにはしないだろう」と彼は語った。
「ヘレスでドゥカティが優勝したということは、このバイクには優勝争いをするだけの力があるということだ。あとは、僕が改善策を見つける番だ」
ヘレスでの公式テストでバイクのフロントエンドが大きな弱点だと指摘したマルク・マルケスは、かつては自身の最大の強みのひとつだった左コーナーでも苦戦していると語った。
「高速カーブで特にそれを顕著に感じる。一番苦労しているのはそこだ。特に左カーブではひどい」
「昨年よりもずっと遅くなっている。まあ、色々な要因が重なっているのだろう」
フランスGPは週末を通じて雨の予報となっており、これにより各ライダーの実力が拮抗し、グリップの低いコンディションでマルク・マルケスのようなライダーにチャンスが生まれる可能性がある。
しかしマルク・マルケスは、ル・マンではドライコンディションで速さを発揮したいと語った。
「雨を待っているということは、ドライにうまく対応できないということだ。だから、僕たちはドライコンディションを望んでいる。路面が乾いている方が良い。濡れた路面は常に運任せだ。コース、タイヤ、水の量によって状況は変わる」
「人それぞれ感じ方は違うだろう。週末のドライコンディションでの感覚をどう改善できるか見ていこう」
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