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マルケス、転倒後のコース横断ピットインへの批判に耳貸さず。スプリント勝利は「運が良かった」

MotoGPスペインGPのスプリントレースで勝利したマルク・マルケスに対しては、ピットイン時の行動がペナルティに値するモノだという批判が出ているが、マルケス本人は全く気にしていない。

Marc Marquez, Ducati Team crash

Marc Marquez, Ducati Team crash

写真:: MotoGP Sports Entertainment Group

 MotoGP第4戦スペインGPのスプリントレースは、ドゥカティのマルク・マルケスが勝利。彼は勝利のカギとなったピットイン時の行動が批判されているが、本人は批判を全く気にしていない。

 雨によってフラッグトゥフラッグ(バイク乗り換えあり)となったスプリントレース。ポールシッターのマルク・マルケスは2番手を走行中、雨の影響が強まってきた8周目のターン13で転倒してしまった。この時マルケスはすぐにマシンを起こしてコースに戻ると、通常のルートではなく、ターン13と芝生を横切ってピットレーンに入ってマシンを交換した。

 レイン用マシンに乗り換えた後、マルク・マルケスはトップ争いに復帰。チームメイトのフランチェスコ・バニャイヤとのバトルを制して、転倒から大逆転のスプリントレース勝利となった。

 このピットイン時の動きは異例と言えるもので、その合法性に関する激しい議論を引き起こした。しかし調査対象とはなっておらずペナルティなどは科されていない。

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 批判の声について尋ねられたマルク・マルケスは「どうだろうね。ルールを読め! かな」と語った。

「スチュワードは、タイムを稼がず、危険な状況を作り出すことなく、サービスロードからコーナーをカットしなければ、(ルール違反ではないと)言っている。僕から何か言うことはない」

 マルク・マルケスは、当時正確なルールを把握していたのか? という問いに対しては次のように答えている。

「コース上でバイクを再始動してはいけないことと、復帰時に危険な状況を作ってはいけないことは知っていた。だから僕はその場で待ち、他のライダーを先に行かせてからレースに戻り、そのままピットに入ったんだ」

 

 MotoGPのスポーティングレギュレーションでは、「ライダーはトラックおよびピットレーンのみを使用しなければならない」とされる一方で、「ただしコース外に出た場合、オフィシャルが指定した場所、またはライダーに有利にならない場所でコースに復帰することができる。トラックリミット超過やショートカットなどレースディレクションのプロトコルに詳述されているように、有利な行為とみなされる場合がある」と規定されている。

 またレース前の通達では「ピット入口、出口の内側の白線はコーナーカットや危険行為を避けるため厳守すべき」とされていたが、彼が横切った外側ラインについての明確な言及はなかった。

■マシン交換のタイミング

Marc Marquez, Ducati Team

Marc Marquez, Ducati Team

写真: MotoGP Sports Entertainment Group

 マルク・マルケスは、本来であればクラッシュした周にピットインするつもりだったことも明かしたが、弟のアレックス・マルケス(グレシーニ)がステイアウトしたことで判断を変えたという。

「正しい判断はその前の周に入ることだったが、アレックスがステイアウトしていた。僕はピットに入ることを考えていたけど、彼がステイアウトしたから自分も残ることにしたんだ。そして最終コーナーでフロントを失って転倒した」

「(転倒で)ランオフエリアにいたときに『どうする?』と考えた。そして、そこで止まって全車を先に行かせ、危険な状況を作らないようにした。その後、誰も来ていないのを確認してピットに向かった。あの時がレースの鍵だった」

 なおマルク・マルケスは、この勝利が純粋な速さによるものではなく、状況に助けられた面が大きいとも認めている。

「僕はラッキーだったと言わざるを得ない。運が良かったのはもちろん、ランオフエリアで止まったのも賢明だったね。それにターン1でも転倒する可能性があった」

「つまり、僕は運が良かったんだ。あのミスはピットインしなかったことが原因だったんだからね」

「アレックスの方が自分より速い。昨日の一発のタイムでも0.5秒速かったし、レースペースでも0.3〜0.4秒は速かった」

「明日は挑戦してみるが、本命はアレックスだ。弟は非常に良い走りをしていて、どの区間でも流れるように走れている」

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