マルク・マルケス、自宅で弟の大事故を目の当たりにしショック「彼を抱きしめてようやく落ち着けた」
マルク・マルケスは、怪我からのMotoGP復帰に向けて準備を進める中で、カタルニアGPでの弟アレックスのクラッシュが自分に与えた影響について語った。
ドゥカティのマルク・マルケスは、MotoGPカタルニアGPでの弟アレックス・マルケス(グレシーニ)の凄惨なクラッシュに「凍りついた」と認めた。
第5戦フランスGPスプリントでの転倒で右足小指を骨折したマルク・マルケスは、古傷の治療と合わせて2度の手術を受けたため、第6戦カタルニアGPを欠場していた。
カタルニアGPの週末は自宅で過ごしていた彼は、テレビでレースを観戦し、前日のスプリントで優勝し、優勝候補の一人となっていた弟のアレックスを応援していた。
24周のレースが12周目を終えたところで、アレックス・マルケスは首位のペドロ・アコスタ(KTM)を追走していたが、アコスタのマシンが突然技術的な問題で減速。避けきれずに追突してしまったアレックス・マルケスは、コース右側の芝生のランオフエリアに投げ出され、マシンとライダーの両方が宙を舞う、大きなクラッシュとなってしまった。
アレックス・マルケスは事故で頭部と第7頸椎付近に強い衝撃を受け、一時的に意識を失っていた。ただ、幸いにも頸椎の骨折は小さく済んだ。
El accidente de Alex Márquez, de Gresini Racing y Pedro Acosta, de Red Bull KTM Factory Racing
Foto de: Gold and Goose Photography / Getty Images
マルク・マルケスは復帰戦となるイタリアGPの木曜日、弟の事故当時の状況について次のように語った。
「ああ、僕は自宅で事故を目撃した。当然のことながら、テレビの前で凍りついたよ」
「幸運なことに、そして選手権側には感謝したいけど、無線で何が話されているかを常に知らせてくれていた。だから弟の状態をずっと把握できていた」
「僕たちは本当に幸運だった。アレックスのクラッシュだけでなく、ヨハン・ザルコの件も含めて、MotoGP全体としてね」
「でも論理的に言えば、こういうことが家族に起きると、ずっと大きく影響を受ける。日曜は本当に辛かった。月曜に彼を抱きしめることができて、ようやく落ち着けた」
マルク・マルケスは主治医から許可を受けてムジェロ入りし、木曜にはMotoGPのメディカルディレクターからFP1参加許可を受けた。その後も追加検査も受ける予定となっている。
自宅でテレビ越しに突然弟の事故を目撃したことは、これまででも最悪級の体験の一つであり、大きな衝撃を残したとマルク・マルケスは付け加えた。
「正直に言って、あれはこの競技の危険性を最も理解させられる瞬間の一つだ。リスクがあることは受け入れているし、理解もしている。でも、自分には起きないと思ってしまうものなんだ」
「そういうものなんだよ。実際に起きることなんだ。受け入れるしかない。説明するのは難しいけど、家族に起きるまでは同じようには感じない」
「僕たちはリスクが存在することを知っている。でも、こういうバイクで年間44回もスタートを切ることは、その危険を小さくする助けにはなっていない」
「僕自身かなり辛かった。でも幸い、クラッシュ自体は大事には至らなかった。彼はこの一週間ずっと苦しんでいたし、痛がっている姿も見た。でも今は少しずつ良くなって、笑顔も戻り始めているし、以前の彼らしさを取り戻しつつあるよ」
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