MotoGP イギリスGP

ベッツェッキ、復活表彰台噛みしめる「厳しい時期だった。考えすぎを止めるのが難しいんだ」

MotoGPイギリスGPで3位となったマルコ・ベッツェッキだが、夏休み前のレースの不振が精神的に大きな負担になり、悪循環に陥っていたと語る。

Rachit Thukral

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公開日時: 2026/08/12 7:56

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Jorge Martin, Aprilia Racing Team, Marco Bezzecchi, Aprilia Racing

 アプリリアのマルコ・ベッツェッキは、MotoGPイギリスGPで3位を獲得。好調なシーズン後半戦のスタートを切った。しかし夏休み前のレースでの不振が大きな精神的な負担となっていて、考えすぎる悪循環に陥っていたという。

 2026年シーズンは開幕から絶好調だったベッツェッキ。しかし夏休み前のレースではアクシデントやクラッシュ、ペナルティが彼を襲い、ランキング首位から陥落してしまった。

 ベッツェッキはハンガリーGPで多重クラッシュに巻き込まれると、その後のチェコGPではマーシャルを突き飛ばした行動から決勝レース出場停止処分を受け、オランダ、ドイツではクラッシュによるリタイアと、思うようにいかない展開が続いた。

 ドイツGPのクラッシュでは左鎖骨の骨折と膝の怪我を負ってしまい、夏休みは楽なモノにならなかった。それでも夏休み明けのイギリスGPでは良い走りを見せ、スプリントと決勝でともに3位という好結果を達成した。

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 ベッツェッキとしてもこの結果は嬉しいものだという。特に夏休み前は厳しい展開が続いていたため、考えすぎてしまう悪循環に陥っていたと彼は認めた。

「厳しかった。正直に言うと、ムジェロの後、バラトン(ハンガリーGP)に向かった時は、週末のスタートは素晴らしかった。苦戦していたとしても、まずまずのパフォーマンスを見せることができていたんだ」

 ベッツェッキは最近の展開の中、自分を疑うことがあったかと訊かれると、そう答えた。

「そしてスプリントでは、とても、とても良いスタートを切ることができて、それによって戦うチャンスを得て、表彰台に上がることができた。まあ、その後の(決勝)レースでは、スタートでのミスと大きなクラッシュによって、小さなケガを負ってしまったんだけどね」

Marco Bezzecchi, Aprilia Racing

「その後、状況は少しずつ難しくなっていった。チェコでの自分のミス、そしてオランダでの本当に、本当に大きなクラッシュ……あれは肉体的にはかなりきつかったと思う。折れた肋骨は1本だけだったけど、身体全体がボロボロになった」

「そしてドイツでは競争力があったけど、また別のミスをして、2箇所を負傷することになった」

「だから、素晴らしい時期ではなかった。でも幸いなことに、家族や友人、そして(VR46)アカデミーのスタッフ全員、ヴァレ(バレンティーノ・ロッシ)をはじめとした皆が僕を支えてくれた。もちろんチームもね」

「厳しい時期だった。こういう時期を経験すると、きっと他のライダーもよく分かっていると思うけど、頭の中に本当に、本当にたくさんの考えが浮かんできて、考えるのを止めるのが難しくなるんだ」

「でもヘルメットをかぶると、最終的には耳栓をつけたときみたいになる。それが、とても、とても素晴らしいんだ」

 負傷した身体がまだ万全ではない状態で臨んだイギリスGPは3位と好結果で終えたベッツェッキ。この週末は彼としても「とても良いカムバックになった」と語る。

「ムジェロの後は、全般的に厳しい時期だったし、当然ながら夏休みの間もそうだった。でも、もう過去のことだ」と、ベッツェッキはMotoGP.comに語った。

「この期間、僕たちは良い仕事をしてきたと思う。決して諦めなかったし、今こうして良い形で復帰することができた」

「今は少し休んで、しっかり回復する時間だ。特に身体の準備という意味では、しっかり取り戻したい。痛みとは別に、最後には身体的な準備が本当に足りなかったからね」

「でも、本当に嬉しいよ。チームにはこの結果に値するだけの仕事をしてもらった。ホルヘ(マルティン/チームメイト)の結果も嬉しい。彼は素晴らしい週末を過ごした。彼を倒すのは難しい。これからも常に難しい相手になるだろう。でも、彼の存在は素晴らしいモチベーションになるんだ」

「もちろん、アプリリア全体にとっても嬉しい結果だった。ラウル(フェルナンデス)もアイ(小椋藍/トラックハウス)もね。アイは今日はミスをしてしまったけど、常に上位にいる。彼らは素晴らしい仕事をしている。僕はただ、彼らのようになろうとしているんだ」

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