ミラーの“特殊な”乗り方はコピーできない? 新人マリーニ「ヤマハのように曲がっている」

2021年にMotoGPへデビューを果たすルカ・マリーニは、ドゥカティ勢のライダー全員のデータを研究しているが、ジャック・ミラーのスタイルは真似ることが難しいと考えている。

ミラーの“特殊な”乗り方はコピーできない? 新人マリーニ「ヤマハのように曲がっている」

 MotoGPの2021年シーズンにデビューするルーキーのひとりである、エスポンソラマのルカ・マリーニ。彼はドゥカティ勢のデータを研究しているが、ファクトリーチームのジャック・ミラーの走りを真似ることは難しいと見ている。

 マリーニはエスポンソラマでデスモセディチGP19を使用して参戦。3月上旬にカタールで行なわれたプレシーズンテストで初めてMotoGPマシンを走らせ、適応を進めた。

 5日間のテストで最終的にマリーニは総合21番手タイムを記録。ルーキー勢トップとなったホルヘ・マルティン(プラマック)からは約0.5秒差となった。

 ドゥカティ勢トップは、総合首位を記録したミラー。彼は非公式ながらレコードを更新する1分53秒183という好タイムをマークしている。

 テストを終えたマリーニはドゥカティ勢のデータの中で、誰の物が最も興味深かったかと尋ねられた。すると彼はミラーの名を挙げ、そのコーナリングをどう実現しているのかを学びたいと語った。

「皆同じような乗り方をしていると思うんだ」と、マリーニは言う。

「バイクが何らかの特定の乗り方を要求することは皆も分かると思う。ライダーはバイクを減速させ、より上手く曲げるために“何か”をしなくちゃいけない」

「だけどどのライダーもそうするための、自分のやり方がある。それで僕としてもドゥカティでの経験を積んでいる3人(ミラー、フランチェスコ・バニャイヤ、ヨハン・ザルコ)を参照するのは興味深いことだ」

「もちろん(ホルヘ)マルティンやエネア(バスティアニーニ)のデータも見るよ。でもより速く走るためには、ミラーやザルコ、ペッコ(バニャイヤ)のデータをチェックすることがより重要だと思っている」

「ジャックはバイクのセットアップから走らせ方までとても変わっているんだ。これはコピーするのも簡単じゃない」

「彼はヤマハのようにコーナーを曲がることができるし、スピードもとても速い。だから僕としてもコーナースピードを改善したいし、彼のやっているように曲げたいと思っている。そこはラップタイムにとって重要なところだからね」

「ドゥカティ勢のどのライダーもラップタイム短縮のために深く、ハードにブレーキをかけていると思う。でもジャックはコーナー中盤でバイクをどう曲げているかという点でとても印象的なんだ」

「おそらく、ペッコが僕と最も似ているように見える。だから彼とデータを比較することはより簡単だ」

「でもザルコの乗り方はとても特殊だ。だから比較するのは簡単じゃない。でも彼は昨年このチームに居たし、僕のクルーチーフは彼がとても上手くライディングしていることを知っている。彼からは興味深いことを確かめていけるだろう」

 3月28日には開幕戦カタールGPが迫っているが、マリーニはプレシーズンテストではマシンのリヤ側のセットアップに注力していたため、フロント側ではまだやるべきことが多く残っていると話している。

 またマリーニはフロント側に残る問題の主な点が、コーナー進入時の最後の部分におけるフロントエンドにあると指摘。フロントタイヤが消耗し始めた際にマシンを管理することが難しいのだと説明している。

 

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この記事について

シリーズ MotoGP
ドライバー ルカ マリーニ
執筆者 Lewis Duncan